杢目絞りの紬に愛着ある名古屋帯で角出し結び

あれ?今日はあのウィッグ(60代ウィッグと着物)じゃないの?え、もしかしてそれもウイッグ?(この日は地毛)などと、サークルに集った際みんなから言われたのだが、どうやら違和感なく自分のウイッグヘアが周りに馴染んでくれていた模様。

そのうち金髪だって被ってみたいおばさんナリ。
昨日着ていったのは紬。
暈し染と杢目絞り?の凝ったもので、色味共にこの技法が好きだ。
地元の呉服店で初めて自分が選んだ博多織の帯地だが、その当時(まだ40代の頃)「母も好きそうな色」だわとつくづく感じた。やっぱり好みも似るもんだわと。

「八寸の名古屋帯地だから仕立てるのも簡単ですよ」という助言で、仕立て代節約のためにも初めて自分で仕立てた帯。お太鼓部分と手先のみかがる松葉仕立てだから前帯の幅は調節出来る。長さもあるから角出しもラクに出来る。そんなこんなで愛着度も高い帯だ。

お太鼓にするときはテとタレは結ばずにひねる(交差する)スタイルで、角出しも同じだが兵庫帯のように柔らかめな帯地だと結んで作る。短めな帯だと二重紐三重紐なるものが役に立ちそうだ。

濃い青緑の帯揚げ。生成りの細い帯締めは房を切り落として三分紐として使っていて、クリアなモスグリーンのビーズで作られた筒状帯留めを通した。

来週の稽古はおやすみだ。