長襦袢の身丈を短くする方法2つ~自分でする裾上げ身丈あげ

今季新たに購入した長襦袢4枚の身丈を手直しました。

プレタの仕立て上がりでは、裄丈を重視してサイズを選んでいます。それで裄丈は丁度良くても結果的に身幅と身丈のサイズが自分には大きめになってしまいます。

身幅に関しては着るのに特に不便がなくても、身丈だけはどうしても直さなくてはいけませんでした。

そこで、どんなふうに自分で手直ししたのか、素人の簡易的な身丈あげのやり方をふたつ記録しました。

短くしたい長さ分を、身頃でつまんで上げの始末をする2つの方法を紹介します。

やり方1)単衣や薄ものむけ長襦袢の身丈あげ

こちらは単衣や薄もの着物で着る長襦袢におすすめ。

その理由は、上げた部分の生地の重なりでその線が薄もの着物では表面から透けて見えるかもしれないことから、帯をする位置辺りで始末するのが間違いないと思ったから。

ただしその際は衿先の長さも変わることで好みによっては難点になるかもです。

まずいつものように着てみて紐をした状態で、結果何センチ上げたいか(短くしたいか)どの位置で上げをするかを決めます。
身丈を5㎝短くしたいので、つまむのは2、5㎝分。それで私の丁度くるぶし丈です。

上げをする位置は裾から90㎝。帯をする位置で身八つ口の下あたりです。ちょうど内あげから4㎝下になりました。チャコペンで後ろ身頃・前身頃・衿へと印です。
衿は斜めに付いてますので衿先と同じく水平に印を。衿先の内側外側で同じ長さに印をつければよいですね。この場合は21㎝でした。
背中心の90㎝位置でチャコペンの印をつけたところを山にしてつまみ、山から2、5㎝で待ち針。これを身頃から衿へとやりました。(※山にするとこ2、5㎝のとこ、チャコペンで2本線を書く方が楽かもしれませんね)
ザクザク縫いで十分です(私は一目落とし縫い)
ここで、衿の外側がズレるのは構造上普通です。
ズレ分を衿の内側でピッタリ納める始末の仕方もあるけどそこはもう無視で。縫い終えたら、つまんで出来た余り分を折り下げて(下向きにして)落ち着かせるために押さえ縫いをします。それも待ち針してザクザクと。
アイロンで落ち着かせていないのでぷかぷかした感じになってますが、これで出来ました。左右の衿から後ろ身頃までぐるっと一周完了。

衿先が短くなっても着崩れにはほぼ関係なし

ちなみに1の方法は衿先も短くなることから、衿元の着くずれ直しによく「衿先を引っ張って直す」という人には向きません。

ただ、通常衿元の着くずれというのは後見頃からくるもので(姿勢が悪かったりすると背面の布が引っ張られて後衿がダブつき前衿へと影響する)その場合は長襦袢の後ろ身頃を軽く引くようにすれば解消され問題なしですよね👍

やり方2)もっとも簡単!衿下で上げる身丈あげ

こちらはごく一般的に使われている方法で、衿先に関係なくやれて一番簡単です。どちらかというと薄物着物用意外の長襦袢に向いてます。

画像赤線の部分↓「衿先のすぐ下を平行につまんで上げる」のが、実は最もラクな方法です。
これなら衿を一切触ることなく、上げが出来ますよね!

裾から衿先止まりまでを一旦計り、衽、身頃、後中心と印をつけ平行に線を引いたら、そこから短くする分の線を引いて、つまんで縫う。要領は同じですが1より超ラク!です。

着物の裾が多少ひるがえっても見えない部分ですから、なんならもう少し下の位置でつまんでも大丈夫ですよね。(透けない着物なら!)

実際に別の長襦袢を衿の下で裾上げしました。これは袷仕立てです。2022年の11月にシャンプー洗いした長襦袢ですが、画像のとおり衿先のすぐ下の位置で上げてます。大雑把ですが😅
やっぱりこの位置が手間が少なくラク!

丁度意識あてが付いた位置でもありましたが、解かずそのまま意識あても一緒に縫い上げちゃいました。

透けない単衣着物と袷の着物に着る長襦袢には2の方法が適切ですね。上げる部分が着物を着たときに「おはしょり」の位置になるようなら、薄もの着物でも有効と思います。