大島と言われた着物~「大島」と「大島紬」の違い

単衣の大島紬に、未仕立てだった博多名古屋の帯反をただ半分に縫っただけの半巾帯を締めました。

今日の稽古は、女舞いの構成を何度もし直し。移動移動で立ち居地がくるくる変わるので頭ン中ごっちゃです(笑)でも大丈夫。あとは練習を重ねればバッチシだ! と思うことにした。。

大島紬と大島の違いについて

この着物は、まだ織物のことを全く知らないころ、これは「大島紬」だよと教えられました。大島と大島紬は単に省略の呼び名で同じものだと思ってました。

誰もが知っている「大島」は「節」のないツルッとサラッとした織りだと思います。だけれど、この着物にはよく知る大島より更に光沢があり、そして「節」もあるのです。

え?大島に「節」ってあったっけ?と不思議に思いましたので早速その違いを聞いてみると・・・

同じ大島紬でも「紬糸」の織物と「生糸」の織物との違いがあると。前者は「大島紬」と言い、後者は(大正~現代)「生糸」ゆえに実際にいうなれば「大島」というと。

「大島紬」の名称のまま現在に至るが、私達がよく見る染や絣などの大島紬は、厳密にいえば「大島」や「大島絣」というものなのだと。

そういう話はこれまで聞いたことがなかったし、調べてみてもいまひとつ分かりませんでした。
真ん中のアップ、横縞に織られていて節もありますよね?

調べていくと「縞大島」というものもあるようですね。これもそうかな?映像で見たことがあるし(絣柄とかは一切なく光沢が凄い)男性の紬着物で見たこともあります。

とはいえホントのところ、正確には分からずじまいです。

まあ、この着物が好きか嫌いかだけのことで、正直どちら産の何の織物でも構わないのですけれど。いずれにしても、大好きで大切な1枚です。