もうすぐ成人式ですね。
今日は35年ぶりに振袖を着ました。じゃなくて、前購入したトルソーに着せ付けてみました。今着たらどんな感じ?と、ちょっとしたお遊びを。
この振袖は、まるで打ち掛けのように金の染めが多く所々には刺繍が施されています。今時こういうのはほとんど見ませんね。なんだ?このハデなのは・・って感じです。
そうそう当時の呉服店のお方が仰ったのを思い出しました。「ミセスになったらお袖を切って訪問着に出来ますよ」というお言葉・・あとになって考えてみるに、それは無理じゃないですか?と。これは振袖だからこその柄。訪問着としてなら絶対着ませんね。昔はそんな「売り言葉」も流行ってた感じがします。
今回のコーデですが、昔のものなので少しでも今風に見えるよう工夫してみました。刺繍の半衿に、黒い絞りの帯揚げを重ね衿に代用しました。帯もそうですが、この黒が全体を引締めてくれる感じがします。適当結びで2本使いした帯締めと濃い黄色の帯揚げ。とりあえず今あるものでの組み合わせでした。
祖母や母の振袖を娘がまとうって、いいものですよね。でも昔のそのままだと、やはり古さを感じてしまいますから、帯や小物で現代の色や素材で雰囲気を変えるとグッと良くなるかと思います。
娘にもこれを着せたかったのですできればね。でも娘は私より小柄。私の振袖では裄丈袖丈が長過ぎたんですよね。それで結局はレンタルにしたのです。
実は、娘は早くに結婚してこの時には生後3ヶ月の子どもがおりました(笑)肌着には母乳パッドがしっかりと仕込まれておりますよ。そういう意味でも、思い出深いちょっと大変な成人式でもありました。
ミルクは受け付けないベイビーに娘の張るお乳。ばあちゃんはこの時、娘夫婦のために頑張りましたよ。授乳させるためにベイビーを乗せ運転。待ち合わせた祝の二次会会場の前に駐車して、待ってましたと娘が出てきて即授乳とな。
そこまでしても同級生のみんなと少しでも楽しみたかった娘だし、少しでも長く楽しませてあげたいと少々奮闘したばあちゃんであった(汗)
ちなみに、着物のまま授乳する方法と胸元の着崩れを直す方法は、娘がきちんと着付けの方にやり方を教わったそうで、心配は無かった~