着物に触れることもなく一ヶ月が経とうとしています。緊急事態宣言が解除されたら会場も使えるようになり、来週からは踊りの稽古も始まるだろうか?と思いつつ・・
久々に着物を出しブログ更新しようかと、けれど自分では着る気にならずトルソー着付けなので~す。今シーズン一足二足遅れての単衣着物となりました。
単衣の季節はデニム着物をアンサンブルで
今年は早々と涼しくなった9月、中旬くらいからデニム着物が丁度よい体感かなと思っていました。
名古屋帯でカジュアルな角だしにでも?と思いましたが、今時期のデニム着物にコレ!というのが思いつかず、結局はいつもの半巾帯コ―デです。
オレンジのラインが効いた大島紬の帯締め。昔に買った根付は、古い大島紬を使ったリメイク紐におかめ、そろばんの珠。ひっくり返せばひょっとこ~半衿には木綿のレースで、裏面の方を使いました。表面よりも裏面の方が白感が多く自分には馴染みが良いと思ったからです。
ちなみに、長襦袢や半襦袢の衿ではなく、半衿のみの「付け衿」とか「うそつき衿」というやつです。このブログではもうすっかりお馴染みですよね😄
衿が問題?なデニム着物の”羽織”
夕方の外出になると、これがけっこう寒いので羽織ものも必要。となればセットで購入したデニム羽織りです。
ところでデニム着物自体にも、生地質や仕立て方(縫製のし方)などもいろいろあるかと思います。このデニム着物の場合は一般的なデニムパンツにある厚手(何オンスかは分からないが)です。
そして、縫製がまさにデニムパンツそのものなステッチ仕立てなので、着物の美しい仕上がりの線というのは求めず、着物そのものの概念を少し離れて捉えています。
特にはこのデニムの羽織のことですが、本来の着方ではない着方をしています。なぜなら衿に羽織らしい綺麗な線が出ないから。それで衿を折らずに羽織っちゃってるのです。
本来ならば、羽織の後ろ衿は半分に折りますよね。それが前衿へと自然に馴染んで綺麗な線が出るものですが・・ステッチの関係かこのデニム羽織りではちょっと無理があるのです。生地がまだ硬いから余計なのかもしれませんがー
このばあい通常の羽織紐も何もしない方がいいかなと。するなら右上のようにクリップタイプや、昨年は100均のクリップスカーフ留めでこんなふうにもしてましたよ。
ということで、秋の単衣着物ことはじめはデニム着物でした。