柔らか着物がちょっと苦手な自分にとって、着ていて落ち着くのはやっぱり紬だ。紬の方が自分らしいとも思う。昨日の着物気分は泥大島だった。
手に取り渋い黒色を肩に乗せ纏えば、きゅっと体が締まる感じがした。「やっぱこれだよ~」心意気と癒やしが同時に起こる。
帯はいつものように半幅帯か?と思いつつ、開いた引き出しからコレだなと取り出したのは紬の名古屋帯。紬着物に染めの帯とオーソドックスな組み合わせ方はあるけれど、自分らしさで言えば帯も織。互いの雰囲気も合う。
そうだった、考えてみれば先々週の着物(藍大島に洒落袋帯)も織りに織りの組み合わせだったんだっけ。無意識に選んでた。
素朴な真綿の紬糸で織られたざっくり感が味わい深い。この趣が好きだ。この帯は二部式で普段着にはもってこいの気楽さ。全体が暗い印象だから帯周りには色を集結してみた。
白い半衿でスッキリと。けど膨れ織の地模様がまた楽しい。(新年に着た着物の半衿)とはまた別の半衿。膨れの白半衿は多分飽きずに長いこと使いそうだ。
正絹のだと高価になるがポリなら割と手軽だ。しかしメルカリなどでハンドメイド品ならもっと安いし端のロックミシン掛けもしてあるものはありがたい。