3月第1週目の着物
母の着物大島紬のそっくりさん(本場ではないってこと)色大島風を久しぶりに着た。ちょっとくすんだ白地に蚊絣と笹の葉柄の紬だ。今でも好きな柄。
着物を着始めた頃は、これが本場の大島紬か別物の紬なのかすぐには判断できなかったが、他にあった本場大島とは手触りも絣の精密さも違いが有ったので、後にはなるほどそうかと納得したわ。
結局のところ袖幅出しのみで済んだであろう母の着物
あの当時、古いから薄汚れてるのかな?と丸洗いに出そうと思いついでに、胴裏八掛けの取り替えと裄丈の寸法変え(袖幅出し)もしてもらった。
要は洗い張りしての仕立て直しという訳だが、母が遺したものの中では数少ない(ゴメンよ母)私のお気に入り紬だったからこそ、そこまでしたのだった。
きれいになって仕立て上がってきたら、なんだこの色味は薄汚れではなく元々がくすみ色なんだと拍子抜け😑
取り替える前の八掛けが辛子色だったのだが、今になって思えばその時のままが良かったかな?と(笑う)・・変更後は肌色に赤みが入った感じの色。元も今のも柄からの一色だ。
いづれにせよこうして着続けられて嬉しい。毎年着るこのベルベットコートも母のだ。
姉2人は着物に興味なく、3姉妹の末っ子私だけが受け継いだ母譲りのDNA(いろんなこと含め😏)1人だけでも受け継いで母はたいそう喜んでるに違いない👍
冬戻りの3月2週目、気分だけは春めいて
第2週の稽古日、3月の中旬ともなればちょっと春らしいコートと例年なら思うところ、天気は良いものの何とも強く吹く風が極冷た!!
道行く人達もまだ真冬の出で立ちで、しっかり分厚いダウンコートだ。
しかし寒いけど気分的なもので、日差しに合わせて春秋のロング道中着にした。勿論ショールは必須だ。稽古終わりの帰宅時なんかはソレ無しでは風邪ひきもんだ。
一般的な道行きや道中着だと、着物と同じで袖ふりから冷気が入ってきやすく北国の冬には寒い。これはロングだからまだいいが、膝くらいの丈なら強風ではちょっと厳しい。
あそうだコレも母のだった。一番太っていた時期のだからか?身幅がやけにデカい。
着物も紬で使用頻度の低い帯から塩瀬の染め名古屋帯にした。ラフな雰囲気で角出しに。自分で作った帯揚げを兼ねた三重紐、やっぱりこれは便利だな。
作って良かったわ。実際変わり結びとかはしないのだが、幅広のゴム部分が背中にいい塩梅なのだ。
あれ?小鳥が逆さまだ~💦いやいやイヤまたやったわ!急ぐと何かやらかす。上下逆さまとは前帯の巻き始めからして間違っていたんだな。
支度が終わってから気がついたものだから、まあ直さずにこのままでやり過ごした😏じっくり見られなきゃ、コレねぇと本人が言わなきゃ周りはけっこう気づかないもんだ。
次週はも少し気温が上がりそうだし、稽古には暑いから下着(長襦袢)をそろそろ変えようかな。無双袖から単衣袖に、筒袖もいい。