
着物や気分に応じて選びはするものの、この種類さえ備えておけば十分とまとめてみた。
すずろベルトワイド1枚で叶うキレイな胸元胴回り
最近加えたのが「すずろベルトワイド」これは気になりながらも買うのをしばらく躊躇していた。これでほんとに胸をキチッとおさえ時間が経ってもズリ下がってこないのか?ヘタってこないのか?と。(巾9、5センチのすずろベルトは使ってるからそれなりに良さは分かっていたが・・)
伊達締めと胸おさえを兼ねる優れモノ
思い切って購入し届いてすぐに試着すると・・なんということだ!?もっと早くに買っとけばよかった!と感嘆した。
フリーサイズ 全長85cmで十分の長さ。伸びるしすべらないしピタッとおさえられパリッとして動かない。呼吸に合わせて伸縮するから長時間たっても苦しくない。これは想像以上のスグレモノだった。
和装ブラの上からでも、ブラを着替えることなく洋装のブラそのままに巻いてもいいし、ブラなしですずろベルトワイドだけでもいい。ブラなしで開放したい日もあるからそれはかなり有り難い。
すずろベルトワイド私なりの使い方
- ブラなしの場合では、ごく薄手の肌着(Tシャツタイプでもタンクトップでも脇汗キャッチ機能付きなら尚良し)を一枚着たうえですずろベルトワイドを背中から回して腋の丁度下を通過させ前で止める。(腋の部分に別途脇汗パットを挟むのもアリ、滑らないからパットがズレる心配もない)
洋装の通常ブラだとDの75サイズなのだが高齢でチョー下垂中。そのお肉を上に中央にと整えおさめ直し、そこで必要ならすずろベルトワイドを軽く締め直す(上部だけ止め直す)。筒袖半襦袢か二部式または長襦袢、またはうそつき長襦袢を着て着物。胴周りが安定するし楽だ。
- ブラをする場合には、ブラ(和装のでも洋装のでも)→薄手の肌着(脇汗パット付き)と筒袖半襦袢か二部式または長襦袢、またはうそつき長襦袢→すずろベルトワイド→着物という順になる。
今のところはこんな使い方だ。胸と腰の補正になる感じ。胴回りがピシッとしてるから帯揚げもキレイに整い崩れない。
すずろベルトワイドは着付けの紐兼補正具だ
以前は巾9、5センチの伊達締めタイプを胸おさえに代用してみたこともあるが、まさにこのワイドは求めていたそのもの。
これまでいろんな和装ブラを買ってきたのだが、このすずろベルトワイドがもっと早くに有ったなら、ブラにさんざん迷うこともなかっただろうにと思った。
私にとってはお高めな小道具だがかなり価値あるものだった。これ以上のアイデアものがでない限り通年永年使い続けるだろう。
その時に応じて使い分ける紐類
着物初めの頃はマジックベルト(裏面がゴム、ラバー?で表面がすべらない素材でマジックテープ着脱)が使いやすかったのだが、メッシュではないため夏はもちろん冬でも蒸れることが気になりやめたのだった。
昔ながらの正絹の博多織り伊達締めも使ってみたが自分には合わなかった。深呼吸をした時のみぞおちの圧迫感これが苦手。伸びる素材のほうがいいと、この時感じた。
そこで数年前から使っている通年のすずろベルト。巾9、5センチのメッシュ伊達締めだ。これも滑らず胸押さえにも代用できる。しかし最近ワイドを使い始めたし伸びる腰紐もあるから使用頻度は確実に減るかな。
ただし、同じモスリン紐でも本モスリン(毛100%)ではなくポリエステルなどの混紡だとこれが全然違う。以前買い替えに購入したが数回使ってやめた(仮紐としては使えてる)それが画像最初の右上の紐で、見た目にもふわっとして太めだ。
その下のが本モスリンでこれが昔ながらの腰紐。
画像のピンクなゴムベルトはコーリンベルトしっかり(衿をとめるクリップ付き)というものだがめったに使わない。気分かな。フォーマル時や舞踊の衣装では使うこともあるのだが、メッシュ腰紐でこと足りるし特に衿をクリップで止めなくてもいい。
普段着物に常時使う紐類って以外に少ない
アレだコレだと着付けのアイデアグッズも用途や素材別に応じて沢山あるが、便利そうでも複雑?なのより結ぶだけ一箇所止めるだけと単純な方がいい。着物経験や好みに応じて結局自分が一番使いやすいものだけに厳選されていくものだ。
今常時必ず使うものと言ったら、すずろベルトワイド・メッシュ腰紐・本モスリン腰紐くらいじゃなかろうか。襦袢類にも直接紐が付いてればそれだけで済む。