初下しのオーダー小紋仕立て寸法のことなど(9月最後と10月最初の普段着物)

稽古に初下し着物その寸法に諸々の事情

この水曜は、仕立て上がってきた単衣の(前ページフルオーダー洗える着物)を着て踊りの稽古に行った。
施設の暖房設備準備中、けど稽古時間はまだ冷房を入れて。
普段の洗える着物といえば買いやすい近年のプレタだが、着物に慣れると気になってくるサイズ。気になるのは身巾(前幅後ろ幅)と裄丈(特に袖巾)だ。

Lサイズだと身巾が大きめで袖裄丈(袖巾)は逆に足りない。裄丈が欲しくてトールサイズにすれば身巾が少しだけれど更に大きくなるしと、少々困りもの。中古でも、身丈・前後巾・裄丈(袖巾)の、希望三拍子揃いはなかなか見つけられないものだ。

こういったお困りごとを持つ人多いのじゃないかな?近年なら特に。それで10数年ぶりに長らく気になっていたサイズの見直しをすべくオーダーへ。

今回のは、反物と5サイズから選べるセミオーダー仕立てのコミコミ料金だったが、それでも希望するサイズには叶わなかったため、プラス料金でフルオーダー仕立への変更だった。

仕立て上がった寸法と反物幅のこと

着物を着始めた頃の仕立てサイズは、ちゃんと考えていなかったために昔に誂えたのを基にして任せていた。今回はこれまで着てきた経験上での自分が着心地よい寸法。カラダの採寸からの一般的な割り出しプラス希望のサイズだ。

今後の基本にするため仕立て上がりの寸法(センチ)をここに記録しておく。※の寸法は今後変更の余地あり。

身丈 167
裄丈 70
袖幅 35、2 ※
袖丈 49
後幅 29、5 ※
前幅 22、5 ※

バストとヒップ採寸が前後の幅を割り出すからここは大事だ。しかし自分のカラダの採寸って案外むずかしい。不安なために少し大きめに測ってしまうのがヒップサイズだ。今回も若干大きめだが過去に誂えたもの(後幅30前幅24)よりはかなりマシになった。

反物の幅で袖幅の最大幅が決まる。それも袷仕立てと単衣仕立てとは必要幅が多少変わる(袷の方が多くとれる)好みの反物の最大裄丈は商品説明を見て良好だったが、うっかり袖巾のことを忘れていて結果的には単衣での袖巾36は叶わなかった。が、まァいっか?てなことで納得。

ほか、身丈は割り出しより2センチ長くしてもらった(褄下で)など、「フルオーダー承り票」への必須項目・採寸項目・他希望項目、店側のアドバイスなどメールでのやり取り。

柄合わせに関しては拘らなかったが、柄によっては反物の長さにも関係するだろうしこのあたりは針子さん次第か。国内仕立てならそこは相談しやすいかなと思う。生地の余り分は、わずかだが着物の内揚げに入っている。

とにかく商品ページ自体が早くに削除されたために、後で反物の再確認が出来なかったのだ。それは一言感想として受取り後の確認メールに記載した(返信頂けた)が。

好みの反物とその反物幅(長さは通常TLまで大丈夫)そして予算。いずれにしても、こだわると高くつく?(笑)今更だがこれもプラスのお誂え経験。お気に入りの反物でマイサイズ着物は気分もいい~

9月最後の単衣着物は細かな野菜尽くしで

そういえば、前回9月最後の稽古に着ていった着物は、前々ページのうっかり稽古日?で着たのと同じで半襟と帯を変えて行った。

袖幅を自分で伸ばしたからグッドだよ~
年齢に限らず、好みって結構変わるものだなとつくづく思う。この頃はまた細かな柄が気に入っている。江戸小紋も好きだ。

そして普段の着物はもはやポリだけでいい!とも思ってる。なんてったってよく着るものは手入れが楽なのが一番だから。シルックなど高級ポリだともっと嬉しいが。

とはいえ「紬」の着物だけは、やっぱり正絹に限るなァ~