今年もまた着そびれました。
ねっとりした光沢がなんとも言えない宮古上布、細かい縞の夏着物です。
これ元は男物の古い着物だったんです。リサイクルですが(じゃないと買えないし)内あげがたっぷりあったので仕立て直しすれば充分いける!と思って購入したのでした。多少の色あせ感は気にしない。というか着込んでる感がいい。
自分で解いて洗って、アイロンの強い熱はいけないということで半乾きの時に低い温度で当て布をし、優しくアイロンをかけ反物の状態のようにしておきました。その後、プロにお任せし仕立てて頂きました。
そんな、けっこう思い入れのある宮古上布ですが、着そびれたのでせめて平置きコ―デでもと、数少ない夏帯(名古屋)に合わせてみました。
宮古上布に名古屋帯のコ―デ4パターン
帯揚や帯締めを加えるとパターンが増え過ぎるので、ここでは帯だけにします。
正絹の絽綴れ
ベージュ地に、白・ピンク・水色・緑のリボンが渡った、可愛いイメージで自分にはちょっと違うかな?な帯ですけど、締めると意外にそうでもないのです。地味な上布が明るい雰囲気になります。ただ、上布と絽は雰囲気的に合わない気もしますが・・実際に小物も合わせて着てみるとまた変わるかもしれません。
正絹の紗
薄いグレー地に薄炭で描いたような染め帯です。グッと落ち着いた感じ。実際に合わせると、ものすごく地味になりました。色の関係?小物が入ればもう少し明るくなりそうです。このコ―デなら、まだ先の年齢になってからかな。本麻
レンガ色系で、暗くなりそうで合わないと思ってました。ところが個人的には一番好きな組み合わせになりましたよ。麻同士、南国同士、馴染むはずですよね。すっきりした帯揚げと三分紐に、琉球ガラスの帯留め(持ってないが)なんかを合わせたいと思いました。
けど実はこれが仕立て上がった一昨年前に、このコーデで母と観劇に行ったのですよ。
絽の帯揚げとレース織りの帯締めは、やはり白と淡いブルーといった同系色コ―デでした。あの時は慣れてなかったので、着てる自分自身に背伸び感を感じてました。
正絹の紗
濃い水色というかターコイズブルー。月にススキの染め帯です。一番のすっきりコーデじゃないですか?でも帯の色が目に眩しく帯が目立ちすぎる感じ。私には苦手な組み合わせです。けど実はこれが仕立て上がった一昨年前に、このコーデで母と観劇に行ったのですよ。
絽の帯揚げとレース織りの帯締めは、やはり白と淡いブルーといった同系色コ―デでした。あの時は慣れてなかったので、着てる自分自身に背伸び感を感じてました。
以上4本の帯でしたが、これらに限らず他の夏名古屋でも洒落袋帯でも半巾帯でも、普段に着る着物だし色的にも、割とどれでも合わせられる感じです。