65歳の着物下着に今どきの便利な筒袖襦袢とか

時々でも定期的に着物を着ていると、着物を快適に着るための肌着や下着、紐などの小物類も長いこと追求し続けている気がする。あくまで自分にとっての快適さ都合の良さだが。

袷の時期は正絹や化繊の長襦袢又は二部式の長襦袢をよく使用しているが、単衣や盛夏の薄物時期には衿のある筒袖半襦袢(レース袖口)を使用するのが多くなる。

よくある衿付きの筒袖半襦袢は晒地で快適だ。好みの半衿を付けっぱなしで何着か用意しておけば着物に合わせて選んだりと楽しいし、洗濯も楽だしと使い勝手がよい。

最近は「筒袖」を売りにしたいろんな襦袢(半襦袢)が出ている。自分としては筒袖丈が長めなものが欲しい。そして白ではなく色もの。そんなのを気が向けば探しているこの頃だ。

だから気になっていた手持ちのこれとかこれに、先日レースを筒袖の袖口につなげたのだが自分のような裄長には願ってもない長さになった。

その時着物サイトやショップも巡ったのだが、襦袢の進化具合にあらためて気づいたものだ。目に止まったものをここに記録しておく。

① まずは着物スリップ。昔からある浴衣の下や長襦袢の下に着る肌着を、筒袖のまま長襦袢のように改良?した感じのものだ。


半衿付きで裾除け部分はちゃんと滑りの良いキュプラ。これの夏用もあった。好みとしてはカラーがあるといい。染めてしまうのも手だがそれも面倒だ。

② 次は「カジュアル和じゅばん」という筒袖の長襦袢。楊柳なのも高ポイントで、これから買うなら私は断然カーキ色。フリーサイズかオーダーサイズのどちらかを選ぶのだが、細かなサイズ表があって選びやすい。


しかも、オーダー仕立ては追加料金無しで希望の寸法に変更可というのがかなり有り難い。このあたりに割と高額な理由アリと感じるしそれなりに納得もできる。

元になるフリーサイズでも筒袖丈は一般より長めに出来てるが、自分ならもう少し長く(3cm程)変更してもらいたい。

③ 着物の袖丈を気にせず着られるものということで筒袖が求められている今、やっぱり作られてるよな~こういうの、と思った。同じ筒袖でも木綿じゃなくてポリの柄物。

コレを見たとき、踊り衣装のときによく着る肌着(あれは袖と細衿が赤)を思い出した。衿は違うけれども。


意外にいい価格と考えてしまうのはナゼだろう?これなら手持ちの長襦袢等の袖を切って筒状にするだけで出来ちゃうわ。

色々見るうちに自分は何を欲しているのか収拾がつかなくなってくる・・。で、ショップ徘徊してると結局④のような便利な「うそつき長襦袢」にたどり着いてしまうのだ。

④ 半衿(ファスナー式)も袖(筒袖で替え袖多彩別売り)も自由に取り替えられるという「き楽っく」だ。二部式タイプもある。個人的にこの筒袖は短めだし袖口にレースが欲しいとこ。

わりと昔からあるが進化してるようだ。着物初めの頃に「き楽っく」を知ってたら揃えていたかも。あの頃は汗に特化したたかはしきもの工房の「満点スリップエアレット」一択だったが、後にはそれにも自分でレース袖口を繋げて長さ延長したっけ。

そう夏によく着てるたかはしオリジナル「満点快適肌着」の筒袖は、一般のそれより長めで幅広でレース付きなのだ。これは夏の着物に浴衣にとかなり重宝してる。

着物系サイトKIMONO MODRNにあるカラーの筒袖半襦袢(ステテコもあり)はかなり素敵だ。けどやはり自分の希望する筒袖丈とはマッチしなかった。

なんというか、自分の希望をあれやこれやと一つにまとめて叶えたいなら、現状の市販モノでは帯に短しタスキに長し。自分にとっては筒袖の袖裄丈(袖の長さ)が不満足なのだ。

結局は自分オリジナルを作れって話か。

とりあえず今有るもので間に合っているのに、単衣や盛夏の時期になってくるとナゼかモヤッとし出し追求したくなるのがほんと困る、この性分。

あくなき着物ごと遊びか😏