しかし、この春に着るのはもう1、2週早かったかなと思った。帰宅時には薄いショールが吹き飛ぶくらいの強風で寒かったから。着物の袖裏地が一枚ないだけでも体感がずいぶんと違うものだ。
赤城生紬はこれが初めての一枚だったのだが、これまでに知る紬とはまた全然違った感触に驚いた。薄くて光沢とシャリ感があり、なんか麻のような独特の張りや感触を持った紬地だ。袷か単衣かどちらが向く紬地か?と考えたら、やはり単衣仕立ての方だなと思う。
藍色地に筋絞りと飛び柄。部分的に見ると素朴なようでも質感と縦縞から都会的な雰囲気も感じたりして、触れるほどに好きが高まる着物だ。
組んだのは稽古らしく半幅帯で。一文字結びにしかけてほぼ文庫結びになったわ。
次の着物の会には、この着物に名古屋帯で行こうかな。
そうだ、行きのバスを待つ間に見知らぬマダムに声を掛けられた。私は美容師なんだけど着物はご自分で着られたのですか?と。衿の抜き加減や半襟の感じ胸元の補正(フォーマルシーン、ステージ以外は補正せず)や、コーデの色合いなども尋ねられたり褒められたりと。
ツーブロック?カッコいいわねと、ヘアスタイル(セルフヘアカット)まで褒めてくれたりで、なんとも気恥ずかしいやら嬉しいやらだった。
それよりその方ご自身のスタイルが、ソバージュ?なボブヘアに黒皮の中折れハットを被りつま先までブラックのトータルコーデ。これまたお洒落な雰囲気を醸し出してた。カッコいい!と思っていたから素直に言葉になった。年齢的には同じくらいか少し上?個性的でカッコいい方だったなあ。
好きに組んだコーデを褒めてもらえるのは嬉しいものだ。



