村山大島の単衣と同系色の博多半巾帯の組み合わせがとっても地味です。更に、昨日の茶羽織の色がまたマイナス。
小雨と曇りの天候で明るい色合いのを着る気にはならなかったの。せめて帯を他のにすればよかったのだけれど。
年を重ねると地味な色だと、より老ける
サークルの、話がやたら面白いご婦人がいてね、その人が私を後ろから捕まえて、
「後ろから見たら、婆さん? 前を見たらアラ若い人~ 笑々」
「昔の婆さんがよく着ていた感じだよね でもあんた若いからいいんだわー! 笑々」
と私をクルクル回し、大きな声(地声が大きい)で皆にアピールしたのね。みな注目。
この人にいじられる私、ちょっと嬉しい(おいしい?)
で、他の一人が私に気を使ってくれたのか「いやぁ、でも似合うからいいわあ」とフォロー?が入る。
(若くはないけど、サークルの中ではハイ確かに一番若い人♪と自分に確認しつつ)
でね、その人の話がこう。
★若いときは、はっきりした線や肌の質感や艶などの華やかさ明るさ鮮やかさがあるから、着るものは暗い色地味な色でも映えていた。
★逆にそうであるからこそ、派手な色や明るい色を着ると気恥ずかしさからどうしても地味な色を好んで着ていた。
★年を重ねるごとにくすんでくるから、今度はその逆で明るい色を身につけたくなる
★わたしらがこの組み合わせなんかしたもんなら「婆さん丸出し」だもんね。
ということ。
この日のその人はアイボリーの縞着物で粋、他の皆さんも着物か帯か半襟などのどれか必ず明るく色とりどり♪
特にこういう柄の大島系って地味ですよね。合わせるものでも変わるけれど。事実若くないから、すでに明るい色に身を包みたくなってもきてるし、パステルカラーが好きになったし。
だから私もこう言いました。
「そうそう!いや私も実際もう赤いのとか明るいのに目がいくし着てるものね」
「そう!同化 同化!」って、やけに納得したもよう
中高年の会話だからこそ、ありのまま喋って「気」も上がって楽しい。一人一人の表情が素敵。みんなで笑い合って、この話はこれでおしまい。休憩から練習にまた入っていったのでした。
来週も楽しみ。
★おまけ
帯を解く前に、「貝の口」からこんな風にしてみたけど よくないですか?
細いバージョンの「貝ノ口」「テ」を長ーくしておき、折り返して結び目にもう一度通すとこうなります。