稽古の着物と新入り長襦袢

ここではもうすっかりお馴染みの縞大島を、昨日の稽古着にしました。そして着物の下は予定通りに新入りのポリエステル長襦袢です。半巾帯とのコ―デと、長襦袢の感想&ちょっと手直しについて書きました。

粋な雰囲気の縞大島にビビッドカラーの長襦袢

この大島は母も私もと長いこと着込んできました。とろ~っとした感触になっていますし、補修跡も有ったりします。紬好き大島好きだから、この先どんなに傷んでも自ら手放すことはきっと無いでしょうねぇ。

赤の平組帯締め・・これ要らなかったかな(笑)確か18の頃に母が求めてくれたものですが、長いこと仕舞われていたのですよね。初下しはなんと40代後半、小豆色に近い暗い赤なのでまだ使っていますよ。
ビビッドなグリーンが目にも眩しい長襦袢は、着ていて気分も上がり清々しいこと😊

この長襦袢の裄丈は67、2㎝(自分では計ってないけど)です。裄丈も肝心な袖巾もこの着物にはぴったりでした。というかハミ出るか出ないかのギリギリセーフでしたけど。

今ある普段着物は68㎝(67や69のも有ったりする)中心なので、通常プレタの場合は身幅が大きくても裄丈優先のLサイズで選んでいます。このメーカーは、S・M・L・TL・LLとサイズが豊富でした。

色柄を楽しむ手入れの楽なプレタ長襦袢の感想と手直し

まず、品質や価格、サービスなど、トータルで十分納得、満足の品です。そのうえで着心地などを書きますと・・

そこそこの仕立て方針か個体差があるのかは分かりませんが、着物の衿との兼ね合い沿い具合が今回の着物とは微妙に合わなかったようです。後ろ衿の沿い具合ですが、それは着物の衿肩開きや付けこみ等の寸法によるのかもしれませんね。

そもそも一般寸法の仕立て上がり品なので、その点は納得済みですし着方でも調節可。

安価なポリエステルとしては質も着心地も不満なく十分でした。静電気については、これは中に着てるものにもよるかと思いました。

昨日はそんなに寒くなかったので上半身は肌着(満点肌着)を着てましたが、下半身はこの長襦袢だけ。その代わりにひざ下丈の薄い和装ストッキング(化繊)を履いていました。ストッキングでは静電気の不都合はありませんでした。

また、稽古の時用に右膝だけ(過去に痛めたので)には薄いサポーターをしています。歩いている時にはその部分の摩擦で右足元に静電気が起きてる感覚がありました。ですが、それで裾がひっつき上がってくるということはありませんでした。

地域柄(雪に覆われた環境)にもよるかもしれませんが、着ている状態では徒歩での往復や踊りで動いていても特に静電気による気持ち悪さはありませんでした。襦袢や着物の重み落ち感が防いでくれるのかもしれませんね。

また、よく擦れる足元(特に膝辺り)には滑りの良い素材同士が良いようです。綿ポリでザラッと質感のサポータがなかった場合は全く気にならなかったはず。

結果良好です👍

脱ぐときというか、着物と長襦袢をはがす時にはさすがにパーチパチパチパチ!・・と凄い静電気が。なので、そのまま着物と重ねた状態で脱ぎ衣文掛けに掛けておき・・。一昼夜おくと静電気も落ち着きました。

静電気は状況状態によっては正絹でも起きますからね。ポリエステルでこれくらいのレベルなら気になるものじゃありません。

カスタマイズする?着丈を短くする

紐も衣文抜きも付いていない仕様です。とりあえず今回はコーリンベルトを使いました。昨日着ていて不都合は特になかったのですが、今後紐を付けようかどうするか少し迷っていました(衣文抜きは付いていても使うことがありません)

私は直接紐を縫い付けたり又はモスリンの腰紐のみを使用していて、伊達締めというのは使ったことがないのです。幅があるのでみぞおち辺りの圧迫感と熱ごもりが嫌なのです。

ですけど以前から気になっていた「 すずろベルト (メッシュ)」を今回注文してみました。幅はあっても伸縮性がありメッシュなのでどうかなと。長襦袢に使うのでSサイズです。

身丈も少し詰めることにしました。このまま詰めなくてもギリギリ着物からは見えないのですが、もしかの時動きによってはチラ見えするかもな?と思ってのこと。

少しでも気になるよりは短くしちゃえですね。ほんのわずかが大事。

平らなところに置き、こんな風に衿先部分で1㎝折上げれば(下げてもいい、表側でも裏側でもいい)着丈が2㎝短くなります。この位置で裾から計りながら後中央ともう一方の衿下まで二目落とし縫い。アイロンは省略しちゃう。

元の寸法(131、8㎝)より2㎝短くなったので、これで一寸の気兼ねもなしです👍


”色柄を楽しむ扱い、手入れの楽な長襦袢” とのテーマでお試しゲットしたものは、この価格帯の割には良いお買い物となったわけでした😄お値段以上~〇ト〇♪みたいに。