やっと袷を着る気になって大島紬に角だし雨コート

急激な冷えで、先日は降る雨が雪に変わるほど。。

本日も雨と冷たい風・・ということで、いくら暑がりの私でもさすがにもう単衣着物じゃなぁ・・ということで袷に。(例年の普段着物ではまだ単衣でした)

灰色系のシックな本場大島紬には、パッと明るい帯周りにしました。

普段着大島には赤系や黄系の帯をしたくなる

今となっては貴重になりつつある、一元(ひともと)式で織られた大島紬です。(もっと貴重なのは割り込み式。近年ではカタス式が主流ですね)

全体的にグレー味の強い色です。ブラウン系やグレー系の絣織り大島紬って、なぜか赤っぽい帯だったり黄色っぽい帯を合わせたくなるんですよね私は。
想えばその昔、昭和の頃はそういった組み合わせが定番のようでよく見たものです。

今では同系色に近い色味の帯でカッコいい雰囲気の組み合わせが多いかなと思いますが、それもまた近代的で素敵ですよね😊

これは紬の洒落袋帯。黄色(辛子)に細い多色の縞柄、前帯を巻いた時の縞の出方は横縞よりもこの縦になる縞がとっても好きなのです。

2センチほど巾出しして巻きました。1センチほどでもよかったかな?気付けば着物の八掛と帯(洒落袋帯)の色がリンクしてましたね👍
帯枕は使わず、帯揚げは濃い墨色。

帯締めは樺色に辛子なんですが・・ぱっと見、朱色っぽく若向きと思いもう使わないかなぁ?と放置していたのです。でもまあ、こうして使ってみるとこの先もまだいけそう😅

渋色な着物帯コ―デに色を差したいときにもよいですよね。それぞれ単独で見るよりも、組み合わせ次第ですね。

長襦袢は今年の春一気に揃えたプレタの単衣仕立て、紺色の方を着ました。時期的には袖無双でしょうけれど、稽古にはまだ暑くてムリなのです。

わずか袖一枚のことですが、この袖だけでも全然違うんですよねこれが。といいますか、普段着物なら真冬も単衣で十分です。(肌着やコートやで調節できるし)

雨コートで着物を守る

雨の日の外歩きは水はね泥はねがとっても気になります。草履などの底の形状や歩き方でも割と防げるものですが、私ははねること間違いなし😅

水に強い大島と言えども、汚せば手間も掛かります。なので、雨コートは必須なのです。

着物の裾がしっかり隠れるような、かかとまで覆う長さが超安心。化繊なのでこれまた汚しても平気です。

昨年、娘時代から着ていたよくある「赤っぽい」のを手放してこれに変えたのでした。その時のページ→新入り雨コート

裏地のある袷仕立てなので、ショールなどすれば軽い防寒着としてもOKですね。