寸法直しとシミ隠しで蘇った白大島紬が柿渋大島に
初めての柿渋染、自分で着物を染めてみた からの、今の時期には着られない単衣ですが、試着だけでもと早速着てみました。
比較してみれば分かりやすいですよね。同じ白い半衿と、着物との色の差を見てもはっきりと違いが分かります。
で今回は、身丈(前後の身頃、衽、衿先)と、袖幅(袖裄)と袖丈を伸ばすという寸法直しのうえ柿渋染をするという、ここまでまぁよくやったわと我ながら感心ました。袖幅は34㎝の予定でしたが、結局ギリギリまで伸ばして35㎝幅に。なので無理に三つ折りぐけすることもないかと耳ぐけ(二つ折り)で済ませました。
※寸法直しについては数日前のページ→自分で着物の柿渋染め、その前にお直ししよう!
寸法を直して得したこと
- 袖幅33、5㎝から35㎝へ。着ていて気持ちのいい自分サイズ。袖口からたまにチロッとのぞく長襦袢の袖口も今後は皆無です。踊りの稽古も断然しやすくなる。
- 袖丈を伸ばしたことで、うそつき袖が必要なくなりました。
- 身丈が伸びたことで腰紐位置の調節はもう必要なし。
柿渋で染めて得したこと
- シミは柿渋色にほぼ紛れて気にならなくなりました。着るためにはこれ一番大事。
- 違和感のあった着物の白浮きがグッと抑えられ、落ち着く感じで着易くなった。
- 一連の染色作業で元の縫い代スジは手間かけずとも薄くなり仕上げがラクでした。
- 柿渋(柿タンニン)には抗菌防臭が。他にも天然の良い働きがあるようです。

おわり