思い違いの袋帯と白大島の帯合わせ

扇初めという事で、昨日稽古に着て行った白大島に合わせる名古屋帯は何にしたらいいんだろと、帰ってから考えていました。
お洒落感がある柄ゆきなので、「洒落袋」なら合わせられるはず、と思い出したのがこれ。最近は多種多様でけっこう複雑ですけど・・単純に言って袋帯といえばフォーマル・セミフォーマルで締める帯。
でも「洒落袋」なら、お洒落向きの紬の訪問着や小紋、紬などに合わせられると聞いています。

ところが・・出して見てびっくりえー!?こんなんだった?と思わず発した言葉・・変わった織り方、見る角度で色味も変化しいかにも礼装かパーティ用の完全なる袋帯でした。

思っていた以上にピッカピカだったのです。それだけ仕舞いっ放しだったってことですか。すっかり記憶にありませでした。

・・とりあえずはこの大島には全く持って無理なことは分かりました。裏面(リバーシブル)なら合うかもと一瞬思いましたが・・ラメラメ、即却下です。

では、やっぱり名古屋か・・と出してみる。

下、2本とも繻子地で金糸が使われています。この帯び合わせ合わなくはないけど、なんか違いますよね?青い方は松や梅の部分が金箔の膨れ織。重厚感が有りすぎますよね?
これは紫、同じく金箔の膨れ、そこに刺繍。こちらの方がいけそう?でもやはり金が多過ぎ。
あっさりと独鈷の博多織。普段使いにならこんなのとか他にも合いそうなものはあるけれど普段ではないから困ってる。
そこでこの武将?柄の織の九寸名古屋は質感も色的にも馴染みますね。
多分これに決まりですね!
この帯は、先月投稿した藍大島の帯び合わせでも登場しました。
https://fufufu5963.blogspot.jp/2012/12/blog-post_24.html
一枚の着物も帯次第で、また小物次第で随分と応用が広がるってものです。
「着物一枚に帯三本」とはそんな意味合いなんでしょうね。(実際は三本どころじゃないけどね)

私の場合ほぼ半巾一辺倒・・なので名古屋帯や袋帯は、あまり活用出来てません。