お直し裄出し着物二枚と寸法、和裁士さんとのやりとり

月曜のサークルの帰り、ご近所の和裁師さんへ裄のお直しをお願いしてきました。いつでもどうぞとの嬉しいお言葉に早速!って訳です。

先日の新年会でお会いした時に話しを聞いてはいましたが、現在、日舞のお免除試験のために着る着物数人分を縫っている最中とのことで、その着物を少し広げて見せてくれました。
踊りの動き所作がよく見えて判断しやすいように、薄い黄色系の色無地(紋有り、袷)なのだそう。他人事ながら、そんなこと聞くとちょっとドキドキ・・極みの道は厳しいのだ。

それはさて置き、長く着るつもりのお気に入りは、なるべくプロの手に委ねたい。他に2枚予定していますが、まずはこの2枚だけにしておきました。予算もあるし。
踊りをする人は裄がないといけないということで、これらの着物は結果一杯一杯に出してもらいます。それでセンチでいうと肩幅33、袖巾35で裄68。

別の話、これが踊りの衣装となると最低でも70センチは必要。ちなみに、以前聞いた話では衣装の場合袖付けや袖口の開きも大きくするそうで、特に「懐手(ふところで)」という所作がしやすくなります。

で、初めて伺ってみて面白いなあと思ったのが、今他に数枚縫っている最中だというのに、「いつでもどうぞ」と仰り、大体のお値段に関しても「高いこと言わないから」と。

おおよその仕上がり時期に関しては、「急いでる訳じゃないしょ?」とか、個人でされている和裁士さんのお仕事は、昔からこんな感じだったのかもしれません。特に期限がない限り、何ヶ月越しとか何年越しに仕立て上った・・とか聞いたことありますもん。で、納期、金額を聞くのはヤボ・・とかも。 

「お預かりします」「お願いします」だけみたいな・・。知らなかった世界です。

金額もわからないまま、とにかく気長~に お待ちしておりますです、ハイ!
ゆ~ったりと待つ、ある意味それも贅沢なことです。。