留袖、色無地、訪問着~フォーマル、セミ・フォーマル系着物のコーディネート・2012~2015

礼装着物のコ―ディネート

着用頻度の超少ないフォーマル系の着物ですのでコーディネートも少ないです。

袷の訪問着、染の縮緬、紋なし 

この訪問着は母のものでした。後年には小さくなった母も若いころは骨格がしっかりしていたので仕立ての寸法は私とほぼ同じです(裄丈は多少違います)

こういう礼装系は普段着とは違い裄は長めな仕立てですよね。なので、ありがたいことにそのまま着れるんです。手元に残しておいて良かったです。

紋がないことでお洒落着からフォーマルまで着られますが、紋を付けるとフォーマルのみに限られてしまいます。

臙脂色、地模様にスワトウ刺繍、紗の色無地

地味な色ですが見ると着るとではやはり変わるものです。この時は舞踊式典のコ―デでした。私たちは孫弟子だしそこまで「紋付き」にこだわることもない。ということで「紋なし」の色無地(紗)に金糸銀糸の入った紗の袋帯を合わせました。

大雑把な表現ですが、紋が入っていないのでお洒落着から友人知人などの結婚披露宴まで、この色なら親族以外の弔事(まず着ることもないですけど)にもと、とても着用範囲が広いものです。豪華な半襟や帯で格を上げることが出来ますね。

逆に、紋がないだけに「正式な礼装」にはなりません。また、紋を付けるならその数によっても着られる場が限られてきますね。

袷の黒留袖と袷の色無地、抹茶色 

姪の結婚式にて。私の嫁入り支度で誂えた留袖です一生に何度着られるでしょうか。帯から下の写真は他の親族2人のです。
右から、抹茶色の色無地一つ刺繍紋です。32才の時に誂えましたが意外に地味ではなくて(光沢のおかげ?)このまま一生着れるでしょうね。私には正解の色でした。

同じ留袖に帯三本、当日のために選んだのは真ん中の帯、色無地の時と同じにしました。この色無地には紋を入れています(縫い紋という少し軽めの紋)
黒留袖の半襟です。白と金の刺繍入り
ヘアセットから着付けまで、全て自分でチャレンジ。そして気付いたことがありました。

普段から着物に締める紐類は2本での着付けです。うっかりいつもの着付けをして、あとからなんとなく着崩れが気になり出しました。
留め袖は他の着物とは違い(比翼もあるし)特に重いのですよね。そして帯も。

それでも数時間のこと、そんなに動き回る訳でもないのでなんとか大丈夫でしたが、やはり特別な着物の時には着付け道具はもっと必要なんだなと思いました。

番外編、振袖

成人の日に、ふと思いつきで着せ付けた振袖です。自分の成人式で着たもので(娘は別の振袖で、これは着ず)帯揚げや帯締め、重ね衿など当時の小物はどこへいったのか・・適当にありものでコ―デしました。

当時は、この天井図のような柄と所々に施された刺繍がすごく気に入って反物を選んだのでしたが・・この先この振袖はどうなるのかなぁ。。


< 関連記事 >