好みは変わる何度でも~着物の衿元、半衿のこと

くるくる変わる ”好み” 今回は半衿のことです。着物に親しんでから、半衿の好みは繰り返すように変わりました。

初めはオーソドックスに白から。慣れてくると色や柄にも凝ったり刺繍ものやレースものと、自分なりの半衿遊びを楽しみました。で数年前にはまた白系へと戻って、そこからまた色柄ものへ(笑)

これが最後ですかね?またまた最近は基本の白へと戻り中です。今回は、そうですねぇ・・さすがに年齢的なことです。白または明るく淡い色で少しでも肌映りよく、また首回りをスッキリさせようと思ったわけです。もちろん今の季節向けということもありますが。

それで、ずっと気になりながらも、なかなか手が付けられなかった半衿の交換をようやく済ませました。と言ってもとりあえずの、この3枚だけですけども。

もう使わない柄半衿3枚を外して、右の以前使っていた在庫の中から3枚選び交換しました。白の縮緬、ベージュに芝の地模様、黒のドット柄にも見える白地の金通しです(金通しのは、メンズの婚礼用長襦袢地ハギレです)
いわゆる”うそつき”の晒襦袢、それに付けていた半衿のことです。これは袖のない身頃と衿だけのもので、他に替え袖(うそつき袖)と裾除けも使うのですが、長襦袢の代わりに着るものです。

いかに楽して着物着るか😆ばかり考えてきましたから、私の稽古着や普段着物ではこんな”うそつきスタイル”が多いのです。

これ以外にも同じような”うそつき”型のものが十枚近くあります。なぜそんなに一杯!?と言うと、半衿の枚数分。色や柄、素材違いの半衿分なのですね。

ですが、白系で!と決めれば、もうそんなに枚数は要りませんね!
他に、普段あまり着ることがない”長襦袢”の中から気になっていた2枚を選出しました。これにはグレー系の細かな格子柄とクリームに薄赤色の鳥獣戯画の半衿を付けてあり・・

好きで選んでいたのに、どうもこのくすんだ感じが似合わなく感じていて、この際ついでに外すことにしました。
袷の着物に合わせる袖無双(袖のみ二重)なので、どうせ秋までは必要ありません。
今回は外しただけで、そのうち地模様の入った上質そうな白半衿でも見つけようと思っています。
こうして、時代は巡るじゃないけれど好みも巡る?好奇心と飽き、そうしてる中で年齢的に雰囲気も変わればまた合う合わないの変化もあったりで、結局オーソドックスに戻る?みたいな感じ。私の場合ですが。

白や淡い色味の、縮緬地と塩瀬地そして膨れ織りの半衿が気に入っている今日この頃なのです。これできっと、落ち着きますよね?😏(誰に聞いてる?)