両面染めの江戸小紋にレースの道行きコート

踊りの稽古に両面染めの江戸小紋

先週の稽古着物です。

紬好きと言えども、踊りの稽古着にはやっぱり、とろ~んとした柔らか着物のほうが向いてますね。しかも、いつもなら化繊の小紋にするところ、今回は珍しく絹物にしました。

これは単衣の紫系小花尽くし。紋は入っていなのでお洒落着の部類です。

柔らか系の着物は年明けにほとんど整理しましたが江戸小紋は例外なのです。遠目では無地に見えても、そばで見ると細かく凝った柄がぎっしりという。伝統の幾何学的な柄、生活道具をモチーフにしたものや文字、動植物などと・・ほんとに面白いですよね。
数年前まではあまり興味のなかった江戸小紋ですが、最近は益々好きになっています。

移り変わる好み(笑)そのうち又何かを整理した時にでも、”万筋”か”角通し”のどちらか一枚、縁があれば持ってもいいかなと思っています。
これは両面染めです。そこもお気に入りのポイント。

裏面は青緑系で、菊や文字、波?亀もいる”切りばめ風寄せ柄”というのかな?実はこちらの色柄の方が断然好きなのです。
歩くと裾から見える裏面の青緑が素敵だなと思ってます。少ししか見えない部分が好みの色柄、というのも良いものです。

初秋に着る道行コート

稽古の会場は徒歩で通える距離とはいえ少し遠くなったので、羽織るものも以前より気になります。今時期なら軽くショールでもよかったけれど、風に吹かれていちいち直しながら歩くのは煩わしいものです。

私は10月の中旬まで単衣着物を着ますから、お天気が良いならまだレースのコートでもいいですね。
江戸小紋の雰囲気や色にも合うなとも思いました。
去年自分でお直し(袖巾出し)をして、裄丈も袖巾も丁度良く着られています。