先日のページで、ルールを決めたと書きました。決めたルールというのは、"紬しか着ない"ということです。(笑 極端に言ってみた)
和装に親しみ始めて12年(もっと長く感じるけど、まだその程度)が過ぎました。過去ページで、着物との出会い、着物を着る喜びもう1人の自分 や、初めまして などに当初のことを書いてます。
まずは普段に着やすいウール着物から自分を慣れさせ、次は正絹でも地味目な紬を着るようになり、言わば”かたもの”ばかり着ていました。
そして木綿着物はどんな着心地かと誂えてみたり、踊りの稽古にと化繊の着物も必要になり、そのあとようやく、気恥ずかしくて着れなかった正絹のとろんとした”柔らかもの(垂れもの)”にも慣れて今に至ります。
着物の種類ひと回り?という感じでしょうか。それぞれの着心地を知り、多少の好奇心も満たせたし自分なりに納得しての結果、自分らしい和装といえば、やっぱり”紬”かな?好きな着物といえば”紬”だなと。
それで紬以外はもう着なくていいから無くていい!となった訳です。その思いを含めての大整理、普段に着ていた正絹の柔らかもの(垂れもの)は、全て収納から消え去りました。
自分にとって都合のよい着物、必要な着物とは?
私が思う、自分にとって都合のよい着物必要な着物というのは、好みはもちろんですがメンテや収納がしやすいということは私にとってかなり重要なことです。それが紬の着物ということ。「やわらかもの」よりは「紬のかたもの」が良いのです。- 紬はパタパタと畳みやすく扱いが楽、収納の出し入れが億劫にならない
- 深めの引き出し一杯には小さく畳み(三つ折りを更に二つに折る)ざっくりと6枚づつ収納してるが、生地に張りがあるから嫌な収納ジワも入りにくい
- ちょっとしたシミや汚れくらいは自分で処置できるし、多少のお直しやリメイクなどメンテナンスや活用もしやすい。結果必要経費も抑えられる。
といったことで、要は自分の手に負えないものは持たない方がいいのです(私は)
紬しか着ないと言いましたが、実際は必要なものもあるし、まだ残しておきたいものもあります。それが以下の4つ。
紬しか着ないと言いましたが、実際は必要なものもあるし、まだ残しておきたいものもあります。それが以下の4つ。
- 踊りの稽古着として、時には普段にも着てる化繊の着物。
- ウール系や夏物の木綿や麻。柔らかものと硬ものの中間的な存在の紬縮緬とお召。
- 江戸小紋、色無地、付け下げ、訪問着、留袖
- 踊りの衣装類
完全ではなくても「紬しか着ない」と決めたことで、これまで以上に整理の拍車もかかったわけです。箪笥や衣装ケースはスッカスカになりました。ずっと気になっていたことが済み気分も爽快です。
ところが・・
ところが・・
出来た余白を埋めるように?また入ってくる
昨年末にまた着物を頂きました。といっても踊りの衣装です。自分が持っていた衣装も若干減らしたのですけどねぇ・・
あんたなら着こなせる(サイズ的に)からと、知り合いから受け継いだという段ボールいっぱいの男着物(踊りの衣装)を、私が代わりに受け継ぎました。
出すと入ってくる?とか、空いた隙間は埋めたくなる心理が働く?みたいな話です。それでも整理した分量から見れば全くもっての余裕です。
とか言いながら、素敵な色柄の紬ないなか~なんて、早速サイト眺めちゃったりもしてるし、そのうちまた頂いたり買ったりして、なんとなぁく増えていくものなのでしょうね。保険じゃないけど見直し見直しなんですね。
以上、気持ちよく着物と付き合うために、大雑把でも自分のテーマ、ルールを決める。自分のテーマ、ルールが決まっていれば迷いもなくなるんですね。
私の場合ですが、参考になることあるかな?