「かんたん着付けの訪問着」を着てみたら~二部式袋帯との組み合わせ

「かんたん着付けの訪問着」はどれほど簡単に着られるか、実際に装着してみました。

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予定していた帯はこれ→袋帯(全通柄)の二部式帯(二重太鼓の付け帯) 二部式で袋帯というのはこれ1本のみです。

着上がるのが、なんとまあ早く楽なこと!

着物は20秒もかからず(笑)帯まわりまで仕上がるのに10分もかからなかったですね。慣れれば(帯まわりで迷ったり手こずったりしなければ)もっとスムーズにいける。

まず、取り掛かる気持ちが全く違いますね。面倒だな・・がない。

形になったままをただ羽織り、付いてる紐を回し結ぶだけ。それでもう着上がってる。これなら「着る気になる」ってものです。

たとえ、帯が二部式でもそうじゃなくても「あの訪問着を着ようかな」という気持ちにさせてくれる感じです。

汚しても気にならない”化繊”ということでもあるし、柄ゆき的にも普通にお洒落着や街着にがんがん着ていけそうです(私の環境上そこまで着ないと思うけど)今回はそんなイメージでシンプルに着ましたが。

フォーマルシーンで着るなら重ね衿をプラスして帯まわりを変えればよいですね。

個人的な不満要素をあえて言うならば、”おはしょり”のこと。型にはまった形なのでそこのところは仕方ないし、私の体形の問題かもと思いますけど。

おはしょりはもう少し出ている方がよいし前下がりに若干カーブを持たせたら言うことなし。

いずれにしても、よくある簡単着付けの着物って、思っていたよりもずっと優れモノだったんだなと感心しました。この方法は、針仕事が得意な方なら手持ちの着物をちょちょィッと改造できますよね。

ちなみに、簡単着付け着物の中も、やっぱり簡単下着(肌着じゃなくて)ですよ。

襦袢袖は元々ついていた「うそつき袖(付け袖)」ですから、半衿も「うそつき衿」にして。長襦袢や二部式襦袢あるいは半襦袢も必要なくて、8年ぶりに買い替えた「満点スリップ」1枚で済んでます。 

さて、ハナシのネタにと稽古日に着て行くつもりでしたが、今稽古に着て行くにはさすがに暑すぎる!と思い、それはまた別の日もっと寒くなってからということにしました。

稽古となれば、単衣でも暑いくらいですからね~

おわり