単衣着物に浴衣にと、綿麻の着物が便利でお得

ほぼ一カ月ぶりに着物を着ました。

というのも昨日から踊りの稽古が始まったからです。久しぶりだと着物が体にすうっと馴染んできてくれない感じ、がしますね。。

ということで、選んだのは綿麻の単衣着物です。綿と麻の混紡は好きな織物のひとつですが、その理由と今回のコ―デ画像を記しました。

綿麻着物のコ―デと私が好む綿麻のよいところ

木綿100%の単衣着物や浴衣は気安くて着心地良しで一時期はよく着てはいましたが、私にとっては手入れがなんとも苦手でした。なぜかというと自分で洗ったあとのアイロンがけが面倒だから。(汗取りには水洗いじゃないとね)

手でパンパン叩き乾かすだけではヨレ感が気になります。長く着ていれば柔らかくなりそれもまた良いものですが・・糊付けもまた面倒でやりたくありません😆

着易くセルフケアがしやすい綿麻着物、ツボは麻30%

そんな私には綿麻混紡が丁度良いのです。麻が入ってる分、少し張りがあってサラッと着られる。もちろん自分でも洗いやすくアイロンがけもしなくてよろしい!(私的に)

これは綿麻の縮みで麻30%木綿70%の混紡です。薄ぅいデニムのような地色に薄いブルーやベージュの葡萄つる草。今回は本麻縮みの長襦袢着用で単衣着物として着ました。

長襦袢も麻縮みだと、かさ張って一回り体が大きくなるかも。でも気持ち良し♡

綿麻の着物と言っても混紡率はいろいろで、私は麻30%以上のものが好みです。木綿の柔らかさもありつつ、麻のパリッとした張り感サラッと感が好き。

もちろん自分で洗えるし、干すときは衣文掛けに掛けたら縫い目を整え、全体をササ~ッと少しづつ払う感じにするだけ。乾けば張りもあるから畳みやすいし~👍

綿麻と一口に言っても、その混紡率には様々ありますよね。麻20%とか15%になるとほぼ木綿な感じ。手入れの簡単さは似たようなものの、着心地や質感というか肌馴染み感がもの足りないのです。。

だったら、もう麻100%にしたら話が早いのでは?・・いえいえ、そもそもの話が違ってしまいます。(純粋な麻着物に関してはまた別の話になる)

価値あり♪春秋の単衣着物としても浴衣としても着られる綿麻着物

織りの厚さにもよるけれど透けないのもいいですね。それは木綿70%のおかげかな。なので浴衣で着る時の中着(下着や肌着)への気遣いもほぼ必要なしです(笑)

浴衣を単衣着物として着るなら柄も選びますが、今あるものは基本的にすべて単衣着物のくくりで、それを浴衣としても着ているというわけです。

半衿なし内袖なしで浴衣として。または半衿内袖あり(長襦袢)で春秋の単衣着物としてと、3シーズン着られるので値があるじゃないですかぁ😆👆

今ある綿麻着物は全部で4枚。

下記の画像左右とも今回のと混紡率は同じ麻30%です。今回着たものとの違いは縮みではないところ。

そして下記のは縮で、麻55%木綿45%の混紡。

綿の混紡率が少ない分ちょっと薄手でより麻っぽい。なので上記のよりは幾分の透ける感じはありますが、浴衣で着るにしても着物スリップのようなもの一枚着れば十分なのです。
ということで、
これら綿麻着物のおかげで、今や一般的な綿の浴衣も純粋な木綿着物も、一切箪笥から消え去りました。。