綿麻のしじら織り浴衣とスリップ、浴衣衿元の裏ワザ

昨日はほぼ37度という記録的な猛暑!さすがにお休みの方も多くて少人数での稽古でした。そんな中、着て行ったのは「綿麻しじら」です。

猛暑の浴衣コ―デ、白地の綿麻しじら

白地に薄いグレーのストライプ、柄的にも着物っぽいですね。今回は半衿内袖なしで浴衣にしました。麻の半巾帯に三分紐です。
綿麻しじらは一昨年に訳ありアウトレットで買ったものですが、一旦は試着しましたがそのまま衣装ケースに仕舞い込むと、有ることすらすっかり忘れていたのです。

定期的に衣装ケースを見直し整理しているのですが、今回それで発見し思い出しました。

まず、既製品は必ず裄丈で選ぶのでこの商品に関してはトールサイズになりました。すると私には身丈が長すぎるのです。それは着方で調節できるからいいとしても・・

素材が綿85%と麻15%の混紡で、サッカー生地のように表面がポコポコした感じで縮みのような雰囲気です。そんなしじら織りの特徴が夏には最高なんですけど、なんだか糊?が効いてるようで・・

パリッパリで、袖を通すとまるであの「やっこ凧」のよう💦

これは一度水通しをして糊を落としてから着た方がよいなと決めたのはいいけれど、その作業を後回しにして仕舞い込むと、いつしか存在すら忘れ去ってしまったというわけ。

見つけて早速水通しで洗うと、完全ではないもののいい具合に糊を落とせました。しじらの特徴もあり乾けばまだパリッと感はあるものの、糊を落とせた分体にも馴染みやすくなり「やっこ凧」感が無くなりました👍

これ↓と全く同じものですね。モデルさんのイメージもありますが大人のシックな浴衣という感じですね。浴衣に着物に両用のお得な品でした。

浴衣に衿芯を入れてスッキリ衿元に

半衿をしないと後ろ衿がちょっとくたっとなりますね。浴衣だからいいのだけれどやっぱりスッキリさせたい。ということで衿芯を入れ込みました。

掛け衿の内側、縫い目をチョンと一か所だけ切って軽く広げれば、こんなふうに衿芯を差し込むことができます。この方法はもう誰もが知っていますよね👍
メッシュの衿芯を使ってます。メッシュは若干細めでしなやか、あたりも優しいです。

浴衣の下には着物スリップ

 たかはしきもの工房 満点スリップ エアレット  今は別に夏用タイプもあるようですが、本麻の長襦袢を買うまでは季節に関係なくこれを使用していました。

この便利さは汗対策(背中から裾までと脇部分)とうそつき機能(替え袖専用テープ付き)で、スリップと言っても下はちゃんと裾除けになってるしで、とにかく使えるスリップ。

今回は久しぶりにこの筒袖の満点スリップ1枚で浴衣を着ました。これだと絶対に透けませんから安心感を優先させました。
ですが本麻襦袢の心地よさを知ってしまった今、さすがに満点スリップ(これは夏用ではない)では腰から下がマジで暑かった😅💦昨日はほぼ37度でしたから当然ですけど。

一般的な夏用の木綿(下は綿絽)スリップもありますが、今回の白地で透ける浴衣にだと中も透けて見えそう?と思いやめておいたのです。
これまでの経験から、ポリ絽より綿絽の方が透けにくく、横絽よりはこの縦絽のほうが透け度も少ないように思います。

夏のアイテムも多種多様で、人様にとっては良くても自分にとっては「帯に短し襷に長し」だったりと、最良に行きつくまでに手間も暇かかったものです。