サイズにびっくり古着の500円紬を着てみた

先週で踊りの稽古がお休みに入ったため、今日は家で着物を着て過ごしました。ほんとに久しぶりの家着物。着ていて気持ちがいいこと😊やはり気分が上がりますね。

リサイクル着物がピッタリサイズだった件

なんとワンコイン、500円😆の紬着物です。

この夏に家の不用品などをリサイクルショップに持って行ったのですが、査定の結果待ちに和服コーナーで時間をつぶしていたら、ふと目に留まったこれ。

まずは大島のような(全く違う織物だけど)光沢と感触。続いてタグを見てみると、これがなんと裄丈が70、5㎝との記載!マジで😲?・・

古着にはほんとに珍しいサイズですよね。これは踊りの稽古に打ってつけじゃ~ん!と買う気満々なワタシ。

しかし待て待て、裄丈だけじゃなく身巾もすんごく大きいとか、そんなオチ?と思いきや、な~んと前幅が24㎝で後幅が28㎝じゃないですか👍

ザッと見てシミ汚れは見当たらないけれど、着物の八掛裾にスレがありました。かかとや足首が当たり擦り切れやすい部分ですよね。そこが500円のワケかな?

見えない部分だし補強でもすればいいやと、お持ち帰りを決めたのでした。

ちなみに、身丈は158㎝(OK👌)、袖丈49㎝、袖幅は35㎝です。裄丈や袖幅は袖を使うフリにはけっこう大事で所作にも影響します(舞台用だと更に裄長だったりする)
私が統一しているサイズは裄丈68㎝の袖幅34㎝です。なぜなら既製品なら一般的なLのサイズだし、お下がりや頂きものをお直しする場合は反物幅の兼ね合いで68㎝が限度でしたから。

新たに仕立てたものでも、裄丈や袖幅のサイズがバラバラだとこれまた長襦袢と合わないという訳で、それに統一してきました。

そして、やっぱりこの方がいいなと納得したのが後幅なんですね。というのは、これまで着ているもの全ては後幅が正直大きいのです。身頃横の線が前の方にくるくらいですから😅(それでも気にせず着てる)

なぜそのサイズにしてきたか?というとそれは単純で、母が昔私の着物を仕立ててくれたサイズは後幅30㎝(標準の寸法)なんですけど、それをずっと続けてきただけのこと。

たまたまの500円紬が、自分にベストなサイズとはね、面白嬉しきご縁です。

家で着物を着る時のうそつき活用ザックリな着付け

さて今日の着物の中身は、普通の長袖Tシャツにレギンスを穿いてます。
その上に、うそつき衿を一枚。

うそつき衿(ジレ)は元二部式長襦袢の上部分。袖を外しただけのものですが、わきの縫いも全て解いてあるので衣文の抜き加減や衿合わせの雰囲気も自由になりますです。

メッシュ伊達締めと。

家着物にはハイネックのカットソーを中に着ることもありましたが、半衿ひとつあることでやっぱり着物感、着物気分を高めますね。

全体的にぼやけた印象に感じる色なので、半衿と帯に黒で引き締めました。