今舞踊の稽古で借りてる会場が市の公共施設なのですが、そこの玄関ホールには大きなボックスがあります。
それは衣類の廃品回収ボックスで、そこに和服を投入する人もけっこういるようです。
譲れる相手もいなくサイクル店へ持っていくにも逆に手間。近ごろは生地取りで貰ってくれる人も身近にはいなくなりましたし・・
持って行き場のない人にとっては大変に助かりますよね。最終は資源化されるのですからそれはそれでいいのですけど、着物好きからすると「勿体ない」と思うわけ。でも仕方がないですね。
先日の稽古日にもボックスに投入したサークル仲間がいました。来るたびに少しづつ持ってきていたそうですが、たまたま休憩の時にその話が出たことで、みな興味深々。
見てみる?とご本人が早速ボックスから取り戻して来て、大きなビニール袋から出し見せてくれました。
どれも過去に譲られた着物らしく、ご本人には身丈が全く足りなかったり身幅が大き過ぎたり狭すぎたり、好みに合わなかったりと中には仕付け糸がかかったのもありました。
「譲りたくても、古着だから声をかけるにも気が引ける」とのことで、その気持ちもよく分かる。けどこうして目にする機会があれば必要な人にとってはありがたいこと。
ほら!こんなにステキ😁サイズが合ってまた着てもらえれば、譲る人譲られる人もお互いラッキーじゃないですか?着物も幸せだ。