大島紬着物と龍村帯で青・黄・緑の組み合わせ
寒中お見舞い申し上げます。
慌ただしくも楽しい正月を過ごし、ようやく落ち着いて着物を纏う気になりました。
グレーな雰囲気の地味(笑 60代が言う言葉でもないが)で落ち着いた泥大島に、半衿や帯小物で遊んでみました。
昨年末に半衿を替えたばかりだった緑の長襦袢を着たくてのこれ、薄い黄緑色の膨れ織り
随分前のこと、縁に期待しようとのんびり出会いを待ってようやく手にした龍村さんの「獅噛太子(しかみたいし)」の帯を締めました。
紬の着物には塩瀬地などの染帯(後染)が自然で馴染みやすいのだけれど、この帯を使いたくて。合う合わないより気分重視で合わせてみたの。織りの帯(先染)が好きなんです。
綺麗な空色というかターコイズブルーに、牙をむいた獅子の顔が並んだような織り柄、この絣文様に心惹かれていたのです。
小物の帯締めですが、こっち?どっち?ということで・・面白みがありつつ、ビビッドでハデ感ある帯を中和させ馴染みやすい方の帯締めに決定したのでした。
下のは、長襦袢の色と合ってはいるけど、馴染まないしつまんないよ。
帯揚げは八掛の色と似た辛子で、帯の柄にもある色です。
・・にしても青、黄、緑と、色だけ想像すればどんな組み合わせ?となりますよね(笑)
そういえば、この帯からふとイメージしたのは昨年11月に締めた木綿のイカット帯。同じ絣織りだからか似たような雰囲気があるなぁ(個人的な感想)と思いました。
そして、昨年の今頃もこの大島を着たんですね(と言っても自分ではなくトルソー着付けで初めてカタス)あれからもう1年・・月日の経つが早いこと😆
レアなリサイクル帯、レアな仕立てとメンテナンス
ところでこれは京袋帯という(全て同じ帯巾)名古屋帯です。当然のごとくリサイクル帯ですが、これが初めて見る珍しい仕立て方なのです。
どんな仕立て方かというと、二重太鼓のように見える仕立て方なのか帯の両端の縫い合わせ方が珍しいのです。
お太鼓の一部分のみこうなっていますが、端を開いてみるとこんなふうに帯端を奥で縫い合わせている、これは何という技法?
リサイクルものって、その人独自の仕立て方があったりして面白いですよね。
実はこれ、リサイクルにありがちな少々薄汚れた感(失礼😅)があるのです。一度洗いに出したいなと思いつつ時間だけが経過してました。
今回きっかけが出来たので早いとこ出してサッパリしてもらいましょう。
明日小さく畳んで送りま~す。
後日の追記 1)
郵便局より、なぎさ工房さんへ帯を送りました。今回は帯1本のみということで一番安い方法レターパックライトにしました。京袋帯仕立てなので畳みやすく分厚くもならないのでお手頃発送に👍
リサイクルものでも自分としてはけっこうレアな帯で貴重、大事に長く使いたいということから丸洗いのメンテナンスに出したわけです。
さっぱりと綺麗になって戻ってきてくれることでしょう😄
翌週の追記 2)
同じ着物に帯周りを変えてみました→(大島紬に塩瀬の染帯)