70代以上の女性が着る色無地と小紋

2月初めのお稽古着物いろいろ

踊りの稽古(この日)の皆さんの着物を紹介します。

まずは色無地。臙脂?葡萄色かな?と思う赤みがかった紫が素敵です。縫い紋が背にひとつ。菱形の地模様に桜の花が見え隠れ。

仕舞いっぱなしだったから、着て上げれば着物も喜ぶと。色無地でも紋付きだとなかなか着る機会なく過ぎてしまうので惜しげなく袖を通してあげたいもの。

このご時世だし稽古にでも積極的に着ないとね・・私たちにはそんなに時間がない😆(笑)垂れものが苦手な私も今シーズンには1度くらい着てあげないとなぁと思いました。

黒地の小紋には角出し太鼓。何年もしてないと結び方を忘れてしまって・・と仰ってましたが、ふんわりと形よく決まってますよね👍縞と赤が着物の色柄に効いていますよね。

社交ダンスの発表会が終わり落ち着いたとのことで、数か月ぶりにお会いしました。染大島のような色柄です。
着物ってしばらくぶりに着る時は、その手順や体の動き布の沿い具合に少しの違和感というか体にスッと馴染んでくれない感じってあると思います。ご本人もそう仰ってました。

「着物の方から体に吸い付いてくる」そんな表現もありますが、やはり日常的に着てる人にはかなわないですね~😄

焦げ茶に可愛い雰囲気の染柄。近年の染も素晴らしいですが、私は昔の色あいが好きです。微妙な色の濃淡というか深み?奥行きがある色というか、それが”和の色”なのかな。
最後は、藤色系でしょうか?全体に入った細かなあられに細かな扇、更にそこへ飛び柄の霞か雲か?の凝った小紋。これは、お母様のだったそうです。
保管状態さえ良ければ、2代どころか3代4代(手を掛けつつ)と着られる着物類。他の皆さんも私も、やはり母からの譲り受けが多いですね。