ひとつ紋の色無地に軽い名古屋帯でカジュアルに着てみた

色無地のお洒落着コ―デと略礼装コ―デ

昨日の稽古着に選んだのは色無地です。
数少ない垂れものだけに、私にとっては貴重(笑)な一枚。

抹茶系の色に背に縫い紋ひとつ。同系糸での縫い紋なので目立ちませんから、フォーマルシーンでの略礼装はもちろん、ちょっとしたお出かけお洒落着にも着易い便利な1枚です。
これを着るのは確か姪の結婚式以来(一番下の過去画像)・・風通しだけはしつつもう20年近くも経ってしまいました。いいかげん着ず仕舞いは勿体ないので稽古にも着て行くことに。今後も折々に活用しようと思っています。

縫い紋がこれ。見る加減によって有るか無いか分からない。

色無地にカジュアルな帯まわり

カジュアルに着ようということでの名古屋帯は八寸です(八寸は簡単なのでセルフ仕立て→八寸名古屋帯を自分で仕立てて早速コ―デする

着物の抹茶に帯の青では全体が少々暗くなる?ということで辛子の帯揚げにしました。次に、締まり色が欲しいかな?ということで紫の帯締めを。

色を多く使うとカジュアル感が増しますよね。半衿は白地に刺繍柄です。

フォーマルシーン略礼装の帯小物、過去画像

誂えたのは私が34歳の時、前夫の一周忌法要にと知人より勧められたものです。当時の年齢にはかな~り地味な色ですよね。(子供たちが小さかったこともあり結局は着ませんでした。それどころじゃねー💦って感じ?笑)

白っぽいとか淡い色ではなく、かといってパキっとカッコいい濃い色でもなくと悩みに悩んだ末、高齢になっても着られる落ち着いた色でのこれ、お勧めされた色でした。今思えば、すっきりとしたグレー、ラベンダーもよかったかなと思いますが😏・・
かなり昔の画像で分かりずらいですが、色無地と揃えて誂えた金銀の袋帯に、帯締め帯揚げ重ね衿などは紫寄りの渋いピンク系これらは娘時代のものを合わせました。

この、姪の結婚式で着た時は持っていたイメージより全然地味には感じませんでした。ライトの下など光沢で色に明るみが出るんですよね。帯や小物の色使いでも雰囲気が変わるし。(今は亡き母が着せ付けてくれたっけ😂)

それにしても、今着たら以前より地味に感じたのはトシのせい?老けた顔に地味色は地味度を増すとよく言われますが・・これ、もっと年齢を重ねたら尚なお地味くさくない?というか暗くないですか?

・・と思えば、帯周りはもちろん半衿や重ね衿の色で変化を付ければ何とかなるかな。

思い出せば・・あの頃は、こんなつるつるで長くて重いもの(いわゆるいい着物)どーやって自分で着るん?なんて思うような私でしたが・・

いつしか、何ということなくちゃちゃっと着られるように。
慣れなんですね~やっぱり👍