2週ぶりの稽古です。
本日は薄色、アイボリー系の紬にしました。絣織りの確か十日町と聞いたはず。うっかり、この着物の袖は47センチ。うそつき半襦袢は袖丈が合わないのを忘れてました。
着物のローテーションでは、最低年に1度は必ず着るようにして、その日の着物を選びます。「選ぶ」というほどでもないけれど。
そうしないとタンスの引き出しで一番下になったままだとペッたんこになり、かわいそうなんです。なので順々に出し、風通しを兼ねて着まわしています。
脱いだら、ひと晩和装用の衣紋掛けに掛け蒸れを除き、翌日畳んで仕舞う。フォーマル以外は全てそのまま重ねて、たとう紙は使っていません。
何より面倒。かさ張る紙が湿気を呼ぶともいいますしね。そういう意味でも、たとう紙ってたまに取り替えるほうがいいらしいですね。
今日の帯はウール綴れの半巾です。今では珍しい感じ。
昔、赤とか黄はよく見ましたがこんな可愛い縞柄もあるのですね。ウールは締めやすく緩まずで好きです。一応は四季を通して締められますが、このほっこり感や色からも秋冬限定にしています。初め八掛に合わせて薄い臙脂の花柄博多を手に取りましたが、こちらの方がしっくりきました。
今日は大失敗。休憩のお茶時間にうっかりコーヒーをこぼしました。よくある、胸元にポタ~という。ハッと気が付き無言でスーっと、皆に悟られないようトイレに行くふりをして手洗い場へ急ぎ足。急いで湿らせた手ぬぐいで着物のシミ部分を少し広めに湿らせました。
あとは乾いたタオルで、そこに水分を移すように何度も何度もそっとつまみ吸い取らせました。やれやれ焦った。シミは時間が勝負です!応急処置でとりあえずはシミにならなく済みました。
・・が時間の経過と共に、もしかするとシミが浮き出てくるかもしれませんね。明日仕舞う前に、もう一度確認ですね。