着物に「うそつき袖」を縫い付ける~付け袖・内袖・替え袖②

先日作った3対の「うそつき袖」を縫い付ける着物を選びました。まずはこの紬地の小紋に。紫系の着物なのでピンク系の「うそつき」に決定です。
  • 着物を裏返しにして、写真左のように、肩山から袖付け止まり、より少し上に「うそつき袖」を縫い付けます。袖口側からは5ミリほど控えて(「うそつき袖」は着物よりも幅も狭く仕上げている)
  • 着物の袖付け止まりまでつりあいを見ながら・・針目は大き目で大丈夫です。かといって、あんまり大きいと羽織る時に指が縫い目に引っかかるのでそれなりに。
  • 縫い付けたら、一度試しに軽く着付けて確認しておくと間違いない。
ベージュに小花柄の方はトロンとした生地なので、着物も柔らかなものにしました。
お気に入りの鏡面柄は落ち着いた泥大島に合わせました。

古くて地味な大島にレトロだけど色と柄が可愛い「うそつき袖」といい感じに合ったでしょうか?ここに市松やウロコなどの柄をもってくると、粋で洒落た雰囲気になるのでしょうけど。
さぁ、着るのが楽しみですよ。

実はこのあと2017年の12月にはこれらの「付け袖」を全て外して、袖にマジックテープを付けて「替え袖」に変更しました。