手作りのメンズ和装マント~面倒くさがりの母作成

最近和装をするようになった、デニム着物好きな息子のために作ったマント。適当な手作りですが、ひとつのアイデアとして見てみてくださいね。

こんなふうにして作りましたの記録です(ブログのこと忘れて作り終えたので思い出しながらですが)

直線裁ちの手作りマント和洋&男女両用

これが、着て出掛ける息子の後ろ姿。デニム着物のアンサンブル(羽織)にマントを羽織っています。
初め、頭の中のイメージではこうでした。
  • 直線裁ち
  • タックをとって形を作る
  • 長いマフラーとの一体型でボタン等なし(マフラーを巻くことでマントが羽織れるといった感じ)
ウール100%の古い反物(多分羽織もの用と思う)を使用しました。で確か広幅で横が76㎝、長さが5m50㎝だったかと思います。
仕立前に蒸気を当てアイロンを掛けました。これで地目も詰まったと思います。

無計画で行き当たりばったりの裁縫、考えながら手を進めるクセがあります。結果かえって時間がムダになったりもします💨
衿兼マフラー分として1m50㎝を切り取り、残りの4mを身頃分としました。身頃分4mを単純に半分(二重)に折りたたみ2重にして使用。裏地用の布が無かったのでウール地を二重にすることで暖かく羽織れるように、ということです。

曲線とか、斜めとか、切ったり縫い合わせるというのはどうも面倒な気がして、とにかく直線のままでタックをたっぷり取り裾拡がり形にしたのでした。

タックは5カ所、一度息子に羽織ってもらいその位置と分量を取り仮留め、衿回り寸法も決めました。

1枚に繋げた衿兼マフラーを横長に折り(二重にして)縫付けました。それがこんな感じ→(母ちゃんも試しに着てみた)でしたが、後日手直し😆したのです。

初めは衿とマフラーの一体型で作ったのだけど、なんか、マフラーが邪魔。。結局は余分なマフラー分を衿からバッサリと切り離して普通に衿だけにしたのでした。(切ったマフラーは前身頃の打ち合わせ部分に足しました)
お天気によってはマフラーは邪魔だったりしますし、寒ければ自分のマフラーをこの上から巻けばいいのだし、ってことです。

衿は巾があるので、立てても少し寝かせた感じにしてもOKです。衿のアクセントにもなるよう、”トグルボタン”を付けました。トグルボタンパーツセット BLAZE 
こういうのに慣れない息子は、羽織るときに裏表(同じ生地)間違いやすいようです。そこで、目印兼アクセントということで、背中心の丁度タックの部分にハギレでパッチを縫い付けました。これを見ながら(確認)くるりんと羽織ればいい。
首回りにスナップボタンを2カ所づつ付けました。この巾が前で重なる分量になります。更に、切り落として余ったマフラー左右2枚分を前立てのように重ね、裾回りが広くなるよう斜めに縫い付けました。

多少風が吹いても、腕を多少大きく開いても前が開きにくいです。歩いていて前が開くのは寒々しいですからね。
外出時には、いつも斜め掛けの大きな帆布バッグを使ってますが、バッグを掛けてからマントを着ています。

着物の中は上下温かいものを着込み、羽織も着てるし履きものはブーツなので、北海道の冬でもこれで大丈夫なようです。いつかちゃんとしたコートを買う日が来るその日まで?”若いもん”はこれで十分かな。

作った人の感想

初めの手掛かりが面倒くさい意識が勝っていたので直線裁ちのタック入りとなった訳ですが。。ホントなら、ちゃんと部位に分けキチっと裁断した方が仕上がりも羽織っても形がキレイ!それは当然のことです。

とは言え、思い付きの初めて手作り(しかも手縫い)だから良しとして。これもアイデアのひとつ。着てる人(息子)は、こんなもんだと思ってるようだし。

またいつかのハンドメイドにも活かせることでしょう👍

次のページでは、洋服用のマントをリメイクしたマントのことを書きました。