近年では着物は5月から単衣に衣替えと昔に比べればひと月早くなってますが、それでも私には遅いくらいで、4月半ばには単衣にしています。稽古で着る場合は更に早いです。
長襦袢は着物より一足早く袷又は袖無双から単衣へと衣替えですが、礼装でない限りはあまり季節にとらわれず冬でも単衣だったりします。
明日はもう4月!今日はポッカポカ陽気の稽古日で、もう単衣でいいわ!と思うくらい。そんな日の稽古着物とその下に着たものを書きました。
江戸小紋に角だし結びの稽古着バージョン
紋なしの面白柄江戸小紋(前回は11月に着た)に黒地の刺繍半衿を合わせ、帯は筑前博多の八寸で黒地に赤の独鈷柄です。前回よりいっそうカジュアルな感じになりました😊
帯止めで、短め帯でも角だし出来た
この名古屋帯はごく近年のものと比べるとそう長くはなく(全長366㎝)通常のお太鼓であれ普通に出来ますが、角だしには長さが足りなくできません。
帯締めの要らない”引き抜きの本角だし”であればギリッギリ出来はするのですが・・。今日はこんなものを使って一般的な角だしが出来ました(それこそギリだが😅)
帯止め具です。([あづま姿]お太鼓止め|帯止め金具 クリップ )以前「回りっ子」という前結び用の帯板におまけで2個付いてきたものです。
私は前で作って後ろへ回す方式。
手先を残し半巾を二巻きし結ばずに折って畳んで・・結果二巻きめの半巾と、下したタレと、かぶせた手先の、その重なった3枚の上部を緩まないようコレ1個で挟む。
角だしをよく結ぶ方なら理屈も分かると思いますが・・、3枚がずれることがないので、あとは通常通り帯枕と帯締めで形を作るのみ。
今回あらためて実感しましたが、この帯止め金具はアンティークの短め帯や、二部式の帯などにも便利に使えそうですね。
せめての暑さしのぎ~省略と軽装の着物の中身
さて、暖かい日でもあり稽古で踊っていればかなり暑くなりそう・・ということで、着物の中身をお手軽に着ることにしました。
まず、袖のある長襦袢は着ずに「うそつき衿」で、袖は省略です。袖がないだけでも、けっこう体温調節できるのね。
身頃がサラシの二部式襦袢(それもうそつきの仲間だよね)の袖を外したもので、両脇は肩巾(身巾)まで全開です(衿や身頃を合わせやすい)。ほんとは肩巾身巾を狭く切り落とし始末する予定でいたのですが、いまだに手つかずのまま・・😏ハヨやりなはれ