地味でぼやけた色大島に黒地の半衿、雨コートと使える帯揚げ

雨続きの4月下旬、今日は雨コートだなとそこからコ―デを決めました。

雨コートは裾まですっぽりと濡れを防げるので、ポリの洗える着物じゃなくても安心感があります。ということで、着物はご無沙汰だった色大島を着ることにしました。
しばらく袖を通してなかった理由は、全体的にぼやけた感じで手に取りずらかったのです。ですが今日のような曇った雨空には、気分的にかえって着易い感じもしました。

顔色まで悪く見えそうな着物ですけど、それを少しでもカバーするために黒地の刺繍半衿を。半衿の濃い色が着物の彩度をわずかでも引き上げてくれる感じがします。
全体を明るくしたい為に白っぽい帯を合わせて小物ではっきりした色を使いました。帯揚げの濃い青緑は好きな色です。この色はけっこう使える色じゃないですか?
なんというか、垢抜ける色と言いましょうか、この帯揚げ一枚で、近代的に?都会的に?ピリッとパンチが効く?・・そんな感じがします。

近ごろこればかりのお太鼓。角出し用枕を使ったペタンコ太鼓で稽古やお家着にもってこいなんです。低めにこじんまりと、ふだん感こなれ感が好きです。

今日は長襦袢や裾除けを着ていません。面倒だなと思ったらスパッと省略👍というのと、半衿がうそつき(袖なしの半襦袢)だから。うそつき袖(替え袖)も付けませんでした。

なので着物の下に着ているのは・・筒袖の汗防止付き肌襦袢に綿クレープのステテコ、うそつき衿の3点です。雨風で多少寒くても袷仕立の雨コートが十分保温してくれます。稽古時は暑いからこれで丁度良いのです。

5月に入るとゴールデンウイーク中は稽古もお休み。その次はもう単衣着物でいいと思いますが、いまのところの予報ではあまり暖かくなさそう😕