普通の着物と踊り用の着物との寸法差について

サークルの稽古で先輩が教えてくれていたこと・・

「舞の所作がしやすいように、稽古の着物は自分で全部手直ししたものよ。裄出しはもちろん袖口や袖付けの寸法も・・袖口は今より5分(ゴブ)広くして袖付けは5分短くすればいいよ」 と。

私もね、着物始めの頃裄出しは自分で散々やりました(汗)どうせ袖を一旦は外すのだから、そのついでに袖付けも直せたのにね。でもその時は、まだ日舞を習う予定は全くなかったのよね。

先輩のアドバイスから確認してみると・・
(私は鯨尺はほぼ分かりません、先輩は着物をcmでは表現できません・・困ったナ)

例えば、この着物は一般的な鯨尺寸法で袖口は23センチに仕立ててあります。
鯨尺5分・・といえばだいたい1、9センチ?
(1寸は3、8センチで、その10分の1を1分と言うのね。だから1分=0.38センチということで、5×0、38=1、9センチ)
袖口は24.9センチにすればいいってこと?ほぼ25センチ・・そんなにですか。

袖付けは・・21センチだから。ここから1.9センチ引いて19,1センチ・・まあ19センチの袖付け寸法にするってことですね。
そうすると、袖口、袖付け共に今よりかなり開くので、懐手(ふところで)をはじめ、腕や手で表現する動き所作がしやすくなるあとは技術!ってことですね・・

裄はと言えば・・
私のほとんどの着物が、肩巾から袖巾から・・出しても67~68センチです。(もともとの反物の巾によって最大に出せる寸法も違う)自分が誂えた礼装用でも68センチ。

普通ならこれで充分ですが、踊りで・・となら私の場合73センチあってもいい(普通の反巾からはそれはムリな寸法)最近あるトールサイズの着物だと多分いい具合かな?

でも私の身長は158なので身丈が長過ぎてしまうのでそれもムリがある。なので・・

手持ちの着物を活用して、お稽古用に1枚遊んでみる
そう思っています。布を継ぎ足すがポイントかな。

さてどの着物で?  ・・しばし考え、だいたいのイメージは決まりました。