普段使いの名古屋帯を整理仕訳する、今後の予定と覚え書き

ここのところ帯のことばっかり書いてます。何かにつけて整理したくなる私ですが、今回は「帯」だったのかなと腑に落ちた。

連日のように続いた二部式やらワンタッチ式やらの作り帯付け帯から始まった、ある意味「帯の整理」は結果的にこういうことだったのねと。それで、今ある普段使いの(名古屋帯、袋帯)をどうしてこうか?ということ。

数年前に整理したときには「好きなもの」だけを残して譲ったり処分したりしましたが、今回はさらに今後に向けての仕訳をしておこうと思いたちました。あれから少し時が経ったことで気持ちの変化もありましたしね。

で、今のところの思いを元にして分けたのがこの3種類。

1 普段使いとして「作り帯」に加工しておくもの
単衣、袷、真綿紬などの名古屋帯で比較的古いもの。(右側一番上のワイン色花柄は半幅帯にしちゃう)
2 最近の新しい帯、お気に入りのアンティーク帯は今のところそのままにしておく
博多織や紬の名古屋帯で比較的新しいもの。
同じくまだ新しめな袷の名古屋帯と袋帯。下列の2本はアンティークで刺繍が好きなので取ってあります。こういうのは眺めるだけで幸せなのです。
ここで紹介したいのが、このリバーシブル帯(開き名古屋)で、未使用の帯地をネットで購入して初めて自分で仕立てた記念の帯です(しっかりした帯地なので芯はあえて入れず)。どちらかというと青っぽい方が好みです。
3 そのうち解いてリメイクに使おうと思うもの
リメイク用として別に収納しておきますが、この2本はもしかすると「袖なし羽織」にするかも。帯地が繻子、膨れ織の色柄も素敵なのでお洒落なのが出来ると思うのです。
他にいい案が浮かべばどうかな~
着物好きな人々からみればその数はかなり少ない方、そして新しいものも少ないです。収納も限られてるし季節の手入れなどもマメではなく管理しきれない。「着物人」でもないので、こんなところが許容範囲かな?と。将来はわからないが。

今回の整理には、<加工済みの帯、夏帯、礼装用、半幅>は含みません。そもそも夏用も礼装用も数本づつと少ないし半幅は今のままでOK、これも過去の整理のたまものかも?

加工するものは、これからゆっくりと手を掛けていく予定。

仕訳しながらハタと気づいたことは、礼装用やアンティークものって踊りのイベント活動にも活かせそうだということ。なので仕舞ったままにしないで大いに使ってあげようと思いました。

私の場合年齢からもこの先締める頻度は知れてるし使わない方がもったいないから。娘?孫?遺そうなんて思ってなくて。要望でもあれば別だけど(笑)きっとナイでしょね。

加えて5年、10年と過ぎるうち、年とともに見合った帯や好みの帯にも変化があるでしょう。心が求めればまた新しいものも増えるかもしれません。その時はまたなにか整理するんでしょうね。

こうして整理しながらも何かしら気付いたり未来の展望を垣間見たりと。なんか人生そのものだなぁと思ったりして。

整理仕訳の覚え書き、つれづれでした。