半襦袢を利用して作った「うそつき衿・だまし衿・付け衿」の手直しや柄半衿と好きな衿芯

何年振りかの風邪ひき?ひどくはならないけど長引いてる。そんなゆっくりモードの間にも、年内やっておきたい襦袢の手直し作業をしていましたよ。


まず「うそつき衿・付け衿」的に使っていた袖を外しただけの半襦袢をちゃんと手直しします。(左右の写真、半衿の色が違ってみえるけど同じものです)

衿下位置に紐が付いてる仕様だと、衿を抱き合わせて紐を身八つ口からそれぞれ通し、背中心で交差させ前で結ぶ。

というやり方ですが、この紐の位置を変えます。紐を外し背中心(私の場合は衿下から約17㎝部分)に縫い付けました。紐を前に回しキュッとからげるだけ、生地の素材が「さらし」なので滑らないし安定します。「衣文抜き」が無くても大丈夫。

同時に、両肩から脇巾を切って巾を詰めました。「だまし衿」「うそつき衿」とも言われているこの「付け衿」は、「踊り」の時にはとっても重宝、昔から常識なんですよ。


こんな便利なものは普段でもよく使っています。

着物を着始めたころに1度既製の「付け衿」を買ったことがありました。その頃は今ほど種類も豊富ではなくて、衿に衣文抜きが付いて紐を通して縛るだけのもの。立ってる状態の時はいいのだけれど、座ったり車の乗り降りなどしていると衿が浮いてくるんですよね。安定性が悪くてあれから二度と使うことはなかった。

それにひきかえ、上の画像のような付け衿だと安定性が抜群です。

次に、ずっと気になっていた半襦袢の紐の位置を変え半衿を付けておくことです。そもそも、この「身八つ口に紐を通す」というのは踊りの練習にはとても着ずらいもの、腕を上げるときそこが引っ張られ所作がしにくいので、いつしか着ることもなく収納したままでした。

これは「衣文抜き」がついたタイプですが、「衣文抜き」は好みじゃないので使ったことがありません。せっかくなのでこれを「力布・補強布」として活用します。紐を縫い付けたらその下だけ切りました。(上も切り離しちゃっていいのだけども、なんとなくこのままに)


ミシン糸が分かりやすいよう茶色。他に写真下のともう1枚も。


かなり前に「うそつき袖」に使ったハギレ(元は男衣装の襦袢地)を半衿にします。もう1枚は渋いピンク色で縮緬地の刺繍(源氏香図と小花)半衿。それを付けました。


他にあと2枚の半襦袢には、ごく普通に白地の縮緬と塩瀬の半衿を付けました。

衿芯は普段使いには「メッシュ」が重宝。普通のよりちょっと細め、メッシュだから通気性が良く、軽くて柔らかい。肩や首が楽なんです。だから夏だけじゃなく通年使ってます。(衿に入れたまま洗濯してるという大雑把さ)あくまで個人的な好みですけども。

やはり着物初めの頃に、プラスティック製のを使ったことがあるんですが、硬くて首元胸元に程よく沿ってくれない(自分の首周り構造の違いか?)。寒い時には硬くなって衿から浮いてくるとかも。それと、収納しているだけでもホコリを呼ぶ。静電気でしょうかね?

以来、衿芯はメッシュ製のものと「塩瀬」と言われてるもののみ使用してます。画像のは普通の「塩瀬」衿芯ですが、下のはわずかに巾が広くて長めに出来てる。礼装にはこの巾広長尺がいいんじゃないかな。





ずっと気になっていた衿芯に「三河芯」というのがあります。縫い付けたらずっとそのまま傷むまで取り換えなし、いちいち外すことなく洗濯もOKだとか?広衿にすればふっくら衿元だとか?いつか試してみたいです。