初めて袴を買ってみた|「馬乗り(うまのり)袴」と「行燈(あんどん)袴」の違い

先月のこと、舞踊に着る(穿く?)男性用の袴が必要になりネットショップをいろいろ見て回ってました。一人で踊る衣装としてなので、特に柄や色の決まりもありません。

袴と言っても用途や形によっていろいろあり、中でも必要な形にはまた二種あり(そのあたりは下記に)そのうち、今回は「馬乗り袴」というのが必要でした。

無地や縞、金銀の入った見た目豪華な柄ものまでいろいろ、素材も正絹からポリや混紡などいろいろです。

楽天でとっても手頃なものを発見して、縞柄タイプを買い物カゴに入れておいた数日後、ダメもとで入札した袴が破格でゲット出来てしまいました。

正絹じゃなくても「馬乗り袴」ってオークションでは入札多いんですよ。一応は中古ですが、しつけ糸がしっかりとついた状態でまさに新品そのものでした。

無地でもグリーンというのは予定外でしたが、これはこれでいい色ですし最近のもののよう(仕付け糸を取って試し穿きした後の画像です・・)

「馬乗り(うまのり)袴」と「行燈(あんどん)袴」の違い

踊り用ではありますが、これが「馬乗り袴」です。

「馬乗り袴」は男性が正装で着用する袴です。形は、ズボン型と言ったらいいのでしょうか?中央にマチが入っていて足をそれぞれ入れるようになっています(真上から中を覗いた図)

実は「行燈(あんどん)袴」というのも有って、式用のレンタル袴はこの「行燈袴」が主流のようです。
それはスカート型でマチがなく、表面だけ見ると「馬乗り袴」と何ら変わりないけれど、トイレがしやすいとのこと(紐の違いや着方に違いはあれど女性用の袴はこの形ですね)

「馬乗り袴」のここがかっこいい

じゃぁ、私がなぜ「行燈(あんどん)袴」ではなく「馬乗り袴」を選んだのかというと、

立ったり座ったりの動作では男袴としての見映えの良さがだんぜん違うから。
特に、舞踊での着用なので足を上げたりするような大きな動きには「馬乗り袴」の方がカッコ良く袴らしいと思う。

逆に、想像してみて?行燈袴はスカート状です。
見映えと好みの問題ですね。そこに気持ちも入る。(女性による男踊りの場合は「行燈袴」を穿くこともあるようですが)

だから「馬乗り袴」なの♡

これまでは遠目(舞台とか)で見るだけで直接袴に触れる機会もなく、名称もその違いも全く分かりませんでした。それだけに今回はいろいろと勉強になりました。必要になったからこそですね。

「馬乗り袴(行燈袴)」のサイズ選びと「着付け方の動画紹介」

袴はサイズが大事。長すぎても短すぎても着姿の良しあしに影響が・・。おへその下から足首くるぶしくらいまでを計るとのことです。

要はいつも通り角帯を締めて、その上端がわずかに見える(5ミリくらいって動画では言っています)位置から。

私はおへその5、6センチ下からくるぶしの丈にしました。ゲットした袴は丁度良いサイズ(男性用S)でした。

近く、きちんと着付ける練習をしようと思います(踊りも練習せねばー)
袴の着付けYouTube動画↓
今はほんとありがたいですね。

動画で紐の扱い結び方をしっかり覚えようと思います。所作がまたカッコいい💓その後のブログ記事はこちら→袴を着付けてみました

また別の踊り用に、後にはこの縞袴も購入しました~