20数年ぶり!テント張りが難関だった!おばさん2人の焚火キャンプ

キャンプなんて、あれから何十年ぶりだろう?最後に行ったのは上の子供が中学生になったばかりの頃だっただろうか?懐かしい~

そんな私をキャンプに誘ってくれたのは去年黒岳登山に誘ってくれたこの人Aさん。最近はソロキャン庭キャン、ベランダキャンがお楽しみのご様子で、今度は2人でキャンプに行こうよと声をかけてくれていたのでした。

まずは自宅から車で1~1時間半圏内でと。60過ぎの不慣れなおばさん2人なので、車ごと乗り入れ可能なテントサイトがあるところで荷物の運搬は少しでも楽にしたい。トイレや水場が近いことも大事。

そんなことを諸々電話で話してたのがこの火曜日で、そのまま即準備し午後から出発したのでした。それ以降の天気予報が思わしくなかったからです。思い立ったら吉日。
すぐに予約し向かったのがサフォーク種の羊牧場でも有名な、北海道士別市にある焚き火キャンプ場 士別ペコラでした。士別市に行くのも子供たちが小さかった頃以来です。
国道をそれたらすぐそば、小高い丘を上ればそのキャンプ場施設がありました。丘を下りてすぐの街中に入ると意外にも(失礼)いろんな大きなお店が揃っていて、近くには温泉施設もあるのです。買い物もお風呂も近くて便利~

この5月にオープンというだけあって、新しいし綺麗です。オートサイトという、車の側でテントを張れる場所で予約を入れてました。(他には、キャンピングカーサイト・プライベートサイト・フリーサイトがあります)
さすがに平日とあって静か。この日は雑誌の取材とかで取材撮影をしていましたよ。北海道の観光その他の情報誌、HO[ほ]とのことで、道民ながら初めて知りました。

おばさん2人で不慣れなテント張りは出来るのか?

雲に覆われた空、波が連なったような見たことのない珍しい姿が広がっていました。雨は降らず翌日は晴天の予報。陽に弱いおばさんには過ごしやすくちょうどいい天気。
 Aさんが最近購入したばかりのテント、これを張るのが私たちには難関だろうと予想してました。それでも、まぁ何とかなるでしょうとしか言えないおばさん2人。。

中心に1本ポールの五角形型テント5人用。荷物と2人ゆったり過ごせます。で、形より何より問題なのはピチッと張らせるためのペグピン打ち。

硬った!! 地面が思いのほか硬くペグピン(地面に打ち付ける杭)が打ち込めない。しかもピンが軟弱ですぐに折れ曲がる・・おまけに金槌🔨が軽すぎて使い物にならず。

今回勉強したのは、ペグピンは添付のものではなく硬くて重いしっかりしたものを。専用の金槌も、打つ抜く両方に利く形の鋳物製が断然いいということでした。

優しいスタッフに助けられあっという間のテント張り

無事に楽々?テント張りはあっという間に終わったのでした。なぁんて😅実は実は・・

この日は平日ということで他のキャンパーもほぼ居ませんでした。情報誌の撮影中でもありましたが、施設のスタッフさんが案内説明してくれた流れで、そのままテント張りをやって下さったのでした~😝ありがたやー😭
見るからにキャンプに精通してそうなスタッフさん2人、こういう姿を見ると思わずカッコイイと思ってしまうものだね💪

撮影していてすみません(全然いいんです!というか、素敵な風景を見られてこちらも嬉しい)ということで薪をサービスしてくれたり、あとで生ビールまで(小声で)😱😋
助けて頂いたにもかかわらず・・ほんと恐縮至極です。
記念にパシャッ、ブログアップにも快くOK下さいました。

ちなみに、地面の土は下に石が入っているので硬いのだと。芝が生えてくると少しは柔らかくもなるのかな?逆に柔らかいとテントのペグピンが外れやすくしっかりくい込まないのだって。

使ってこそ育てられるキャンプ場ですね。まだ整備してる場所もあるようで、これからも成長?発展していく様子がうかがえました。その変化を楽しむのもアリですね。
後ろに見えるのは、小さなカフェ。夜10時までソフトドリンク、アルコール軽食を販売中で、その後は深夜灯がついて安心感。その横には清潔な台所棟が。

ここに入るすぐ手前の場所には綺麗なお手洗い。おトイレが近いのは私たちにとっても好都合です。その横にシャッター付きの分別ゴミステーション棟が並んでます。
オートサイトの中央には、石が低く積まれた大~きな焚火サークルがあるのです。キャンパーが集まればそこでのお楽しみもあるのでしょうね。
なんだか素敵♪ 学生時代のキャンプファイヤーなんか思い出す。

焚火に癒されながら呑兵衛の夜は長く、満天の星空はお天気しだい

炭と薪で火の準備が出来たら、もう早々に食事とお酒にはいる呑兵衛2人。
頂いた生ビールがこれまた最高においしくてね・・カフェへ2回も買いに走りました。
今回のテントのことを除けばAさんはもうお手のもので、アウトドアは苦手な私でも安心。
そう、受付棟(レストラン兼)で購入してみたラム肉の串、柔らかくてクセなく旨味が深く、思わず「うんまぁ~い」と唸る2人。

この付近にある羊(サフォーク)さんのお肉です。時間や運によっては放牧中の羊たちも見れたでしょうね。声だけは時折聞こえてましたよ。
暗くなれば、キャンプの夜はこれからが本番といった感じで話も尽きず・・・
パチパチと焚火のくゆる炎が美しく、心癒されるものですね。(少し風のある夜)
ここは、夜になれば「満天の星空」に包まれるのだそうで・・
あいにく曇りだったのでそれは叶わなかったけど、それでも日常で見る星々は雲りにもかかわらず結構見られました。木々の奥から聞こえる鳥の声もいいものです。

雑音から離れ、自然に包まれて一体になる感じ?そんな”ソロキャン”も、いいかもね。
火のあと始末と、動物(カラスとか?)を誘わないよう生ごみなどの片付けを終えて、今度はテントでまた呑むチビチビと。。

いつもと違う行動をすれば、さすがに疲れる(年いくと、こうゆうのって有効ね)もので、普段より早めの就寝で寝袋に潜り込みました。

温泉に入ることもキャンプの楽しみ

朝はインスタントラーメン食べようとの予定を変えて、早めにテントの撤去。このペグピンを抜くことがこれまた問題で。。しばしやってみたもののビクともせず、変に力を入れればピンが折れ曲がりいよいよ抜けなくなる。

これはどうにも無理と観念し、結局はまたスタッフさんにお願い(今度は別の方)
申し訳ないです😰と、恐縮するしかなかったです。
キャンプ場がある小高い丘を下って国道に出れば、すぐそこに「美し乃湯温泉」があります。温泉入って、体についた煙のニオイもキレイさっぱり~。しばらく休んでから、ゆっくりと帰路につきました。

予定していたラーメンをやめて、Aさん馴染みのお店に変更したのが正解。黒みそ生姜の中辛がとってもコクがあっておいしゅうございました。

今回は、Aさんの軽自動車に荷物をぎっしり詰めてでしたが、車泊ならテントも省略できるので手軽に焚火と星空を楽しみに行くってだけでも、素敵な夏の夜を過ごせそうです。

最後に、掲載の同じ写真ですがショートムービー作ってみました。
 
Aさんが誘ってくれなきゃこんな経験もできなかったし、親切丁寧で素敵なスタッフさんたちに助けられた思い出深いキャンプ。

初めての、おばさん2人キャンプでした。ソロキャンならぬ、おばキャン😅楽しキャンプも経験と慣れでもっとスムーズでシンプルに。これにつきますね。