半巾帯の定番結びと二部式のお太鼓、70代80代のお稽古着物と帯結び(11月第3週)

着物で踊りの稽古と言えば帯はほぼ半巾帯。帯周り小物が必要なくて身支度も後始末も手軽だからですね。

基本的にはそうですが、一部の人の中で(私もその1人)この数年は名古屋帯や洒落袋帯などを使用することも多少増えました。なぜなら、仕舞い込んでしまってる帯小物を出来るだけ活用しようとの意識付けからです。

そんな11月の第三週目、踊り稽古日の着物と帯まわりを紹介します。

まずは、半巾帯ではなく名古屋帯でお太鼓結び。モノトーンの名古屋帯は叩き染に辻が花の絞り柄かな?最近、仕舞い込んでいた帯たちを全て二部式にしたという方の素敵な1本です。サッと手に取りお太鼓ができるから、使わずに時だけが過ぎるということも減ります。

二部式にも好みで数種の仕立て方がありますが、こちらは前帯部分とお完成形お太鼓の二部式タイプです。それにしても見ただけでは二部式とは誰も思いませんよね。

この方は半巾帯結びにも工夫をして、いつも目を楽しませてくれるのです。撮ったとき気づかなくて御免なさい、帯締めの緩みを直して差し上げればよかったデス。

半巾帯結びでは、その人なりの定番結びってありますよね。だいたいは「貝ノ口」結びで稽古に来られていますが、他には文庫、吉弥、やの字に帯締めだったりします。

ベージュ系が爽やかな着物です。この方の定番は「貝ノ口」ですが、それも小さな貝ノ口で、千代むすびみたいなの。手先もタレ先も半分の幅にして結ぶとこうなります。

一般の貝ノ口よりもこちらの方が結びやすくて好きとのことです。

同じく「貝ノ口」です。ですが、貝ノ口系って通常はカチッとピシッとした感じに結ぶと思うのですが、こちらはやんわりとした結び方になってます。

なんとなく、文庫や角だしの風情がある形じゃないですか?私これ好きなんです。この方(先生)は小柄で細身なのですが、半巾帯はいつも三巻きしてるそうです。巾が広めで張りのある半巾帯の方が形も綺麗に出やすいと思います。

華奢な方向き?という感じもしました。というのも、私も一度やってみたときに帯の質感や巾が足りなかったのか、私の体が大きくてバランス的に決まらないのか、イイ感じに出来なかったので。

深みのある暈しの着物に優しい色合いの帯、いいですね。

最後は、逆に貝ノ口は出来ないのって仰る方。昔に教えてもらって以来これしかしないとの帯結びがこれ。特に結びの名称はないそうですが。

こちらのサークルに入ったとき初めて私も目にしました。いい感じじゃないですか?結んで形が出来上がったら、タレ先を巻いた帯にグッと挟み込み下にタレ先を出します。片方を挟みますが「片ばさみ」という帯結びとはまた違います。

当時説明を聞いて自分でやってみた(2016年)のがこちら→②名もない帯結び・・です。帯の巻き始めが左からか右からか、それによってタレの向きは変わるし、ヒダの大きさでも雰囲気が多少変わってきまます。

しばらくぶりに、また今度結んでみようかなと思いました。