着物で踊りの稽古と言えば帯はほぼ半巾帯。帯周り小物が必要なくて身支度も後始末も手軽だからですね。
基本的にはそうですが、一部の人の中で(私もその1人)この数年は名古屋帯や洒落袋帯などを使用することも多少増えました。なぜなら、帯小物を仕舞い込んでるのがもったいなく出来るだけ活用しようとの意識付けからです。
そんな11月の第三週目、踊り稽古日の着物と帯まわりを紹介します。
踊りの稽古に、半巾帯の定番結びと二部式のお太鼓
まずは、半巾帯ではなく名古屋帯でお太鼓結び。モノトーンの名古屋帯は叩き染に辻が花の絞り柄かな?
最近、仕舞い込んでいた帯たちを全て二部式にしたという方の素敵な1本です。サッと手に取り巻きやすくお太鼓にしやすくすることで、使わずに時だけが過ぎるということも減りますよね。
二部式にも好みで数種の形や仕方がありますが、こちらはどれでしょう?手先を後で通すお太鼓の形、手先も付いたお太鼓の形、それともお太鼓の形を作らずフラットな形etc・・今度聞いてみたいと思います。
半巾帯結びでは、その人なりの定番結びってありますよね。だいたいは「貝ノ口」結びで稽古に来られていますが、他には文庫、「吉弥・やの字」に帯締めだったりします。
なんとなく、文庫や角だしの風情がある形じゃないですか?私これ好きなんです。
この方は小柄で細身なのですが、半巾帯はいつも三巻きしてるそうです。巾が広めで張りのある半巾帯の方が形も綺麗に出やすいと思います。
華奢な方向き?という感じもしました。
というのも、私も一度やってみたときに帯の質感や巾が足りなかったのか、私の体が大きくてバランス的に決まらないのか、イイ感じに出来なかったので。
こちらの踊りサークルに入ったとき初めて私も目にしました。いい感じじゃないですか?結んで形が出来上がったら、タレ先を巻いた帯にグッと挟み込み、下にタレ先を出します。
片方を挟みますが「片ばさみ」という帯結びとはまた違います。
当時説明を聞いて自分でやってみた(2016年)のがこちら→②名もない帯結び・・です。帯の巻き始めが左からか右からか、それによってタレの向きは変わるし、ヒダの大きさでも雰囲気が多少変わってきます。
しばらくぶりに、また今度結んでみようかなと思います。