新しい帯枕と二部式のフォーマル袋帯作成

ロング帯枕とフォーマル用袋帯の二部式作り帯

新しい帯枕を買い替える

長年使っていた麻の帯枕が古くなってきたので買い替えました。

古くなってきたというより、ホントはずっと買い替えたいと思ってた😆

これまで使っていたのは一般的なサイズ(下)で長さ20㎝でしたが、今回はロングサイズ(上)のものにしてみました。

というのも、柔らかめの帯だとお太鼓山の端が少しへなッとなりがちで、そこがちょっと気になっていたから。ロングサイズだと25㎝あるので、お太鼓の山が端までピシッとなるのでは?と思ってました。

枕の幅と厚みはほぼ同じです。


帯枕って厚みがあるからか、小さい割に送料はまともにかかる。けど、ペッちゃんこ圧縮にしてもウレタンだからOKということで、送料無料(込み)で送ってくれる↑コチラのサイトで買いました。👍


明後日の稽古時に早速使ってみようと思います。

緊張しながら作ったフォーマル用袋帯の二部式作り帯

なぜ緊張したか?というと、人様のだからです😅
今度お孫さんの結婚式があるということで日舞サークルの先輩から依頼されました。
シルバーとゴールドの2本、取り付ける紐の用意もしてくれました。両方ともに六通柄です。

長さは420㎝と452㎝とそれぞれで、手先・胴・お太鼓のパーツごとに何度も計りながら、ハサミを入れるまでちょっと時間がかかりました。人様のだから間違って切り落としたら大変😰

全体の長さから必要分を割り出してみて、そのうえで切る順は、まずお太鼓を仮に作ってみて必要な分確保と次に手先分を確保し、その残りで胴という感じです。

420㎝の帯であれば、縫い代込みで手先55㎝・胴185㎝・180㎝と、こんな感じにしました。

お太鼓の大きさは、このように帯巾分+帯枕分にて計りますが、これだとタレ先からお太鼓山まで40㎝近くにもなり、枕の高さを考慮しても少し大きすぎる感。
小柄な方でもあるし38㎝を目安にしました。(袋帯では私個人のもそのくらい)

お太鼓の形を作る際の柄合わせが、シルバーの方は柄の流れや位置的に不可能だったので仕方なくというか気にしないことにし作りました。ゴールドの方はその点大丈夫でした。

それでも、お太鼓柄の風景や見え方には十分配慮したつもり~😄

前帯(胴)を後ろから二巻きしたら後ろで紐を交差し前で結びますが、前中心にきちんと主なる柄がくるかどうかを確認したうえで(自分で巻いてみて)の始末です。六通柄なので柄終わりの位置が出ちゃうと失敗ですからね。。😱

特にゴールドの方はそこに気を付けなければいけませんでした。前中心だけにくる柄と他の柄に違いがあるのを見過ごすところでしたから。また、452㎝と元が長いだけにけっこう余りましたが切り落とすことはせずに折り込んでの始末をしました。
前帯部分は、両帯とも巾出しが出来るように端のみ綴じて、その際に紐を差し込んでます。紐の位置は、巻いた時に帯下線で縛るスタイルです。

六通柄なのでちょっと注意する点もありましたが、芯が入っていないので切りやすかったし割と縫いやすかったです。

無事に2点、フォーマル袋帯の二部式作り帯が出来上がりました。
早めに一度試し締めをして確認して下さいねと、お返ししました。再度のお直しは十分可能だけど・・大丈夫かな?😅

ということで、久々の作り帯でした。
これまで作ったのはこちら⇒二部式作り帯など