自分で手直しした黒地の小紋に髭紬の道行きコート

踊りのサークル、昨日は髭紬の道行きで行きました。着物を着初めの頃、髭紬って実際どんなもの!?っていろいろ見ていて、このコートが気に入りゲットしたのでした。

どちらかというと道中着派ですがこれは別。髭(結び目)がなんとも味わい深い。裄たっぷりで、ゆったりサイズ。こんな掘り出し物ヤフオク様さまです。

そして今期初めての袷着物、稽古中でももうさほど暑くはありませんでした。この小紋の八掛の黒と白糸のぐし縫いがとっても好きなんです。
これは頂き物で私には身丈裄丈が小さめ。色柄は好きなので、いつか羽織にしても素敵かなと思ってました。
が、とにかく着物のまましばらくは楽しみたいなと裄丈だけ伸ばすことにして、64から67センチに直しました(肩幅袖幅から)。身丈は身長マイナス6センチでも腰紐位置の調節で難なく着れます。

それは良かったのですが、着ていてしばらくすると半衿の出加減が気付くと広くなって、直すのにしょっちゅう衿元に手をやってました。その動作は傍から見ていて少々見苦しいものですよね。広衿なので調節も出来ますけど、その衿巾も微妙ですが細いようでした。(ちゃんと計りもしない適当な私だ)

ところが今年は・・それまで通りの着付けでも、衿元胸元の崩れが全くなく全体的にしっかり身に添ってくれています。以前より2キロ程体重が落ちてますがたったそれだけでも随分と違うものなのかと驚いていたとこです。
そうそう先日書いた、感動の短い反物の仕立てで書き忘れていたこと。その着物の衿は「つまみ衿」といって普通掛け衿が掛かっているところを、あたかも掛かってるかのように生地をたたんで(つまんで)仕上げてます。裏技的なそういう工夫も面白く好きです。

いつかは、好きな色柄の古布紬を集めて、パッチワークな面白くてカッコいい着物を作ってみたいなと密かに思ってマス。