日常使いのシンプルな帯留、三分紐にひとワザで帯留風にも

金属の超シンプル帯留め

シンプルで普段に使いやすい帯留、何かないかなぁ・・と、ず~っと思っていました。そりゃあ素適なものは市場に沢山あるし、手持ちにも充分ある。

それより、何でもないような日常使いの気安いもの。帯留をしてるのかしてないのか分からないくらいの(笑)

で、たまたまメルカリで見つけたのがこれ。シンプルな金属の結い形の帯留です。シルバー色(ゴールドもあった)で裏表両面使えますよ。この他にエターナル形(∞の形)もありましたけど。
帯留めには三分紐(房がなく帯締めよりも薄地で巾が細いもの)かといって同じ三分紐類でも巾や厚みによっては通せるもの通せないものがある。この“結い”は一般の三分紐でも薄くて巾が細いもの用ですね。説明にもそう書いてありました。

通しやすかったのがこの3本、巾も測りました。
1、2センチの真田紐、裏表で。

0、9㎝の三分紐と0、8㎝の三分紐を裏表で。
貝ノ口系の帯結びに帯締めが必要な結び方ってあるじゃないですか。例えばヤの字結び(吉弥結び)とか。帯が柔らかくて形が崩れやすかったりする時も(柔かい帯に帯締め(三分紐)で)そんな時の押さえ役に。

私は帯締めより三分紐の方が好き。ラフな感じ遊びの感じがするじゃない?それにはこの帯留めが丁度いいなと思ったのです。ぶっちゃけ、こじゃれた丈夫な紐(ギュ~ッと締めるから)ならなんでもいいのだけど。

帯留めいらずの、ひとワザ小ワザ

ほんと、これだけでちょっとしたポイントになります。

まず先に帯締めや三分紐を真ん中でひと結びしたら、そこを前帯の中央にくるよう帯に巻く(後ろで縛る)たったひと結びの結び目が帯留め代わりになるのです。

何気ないひとワザ、帯留いらずですね。ふだん着物(日常の着物)におススメです。