自分で「かつら」を結い替えた★日本舞踊の「高島田」から「つぶし島田」へ

先日は二つの本格かつら「日本髪」を自分で「夜会巻き」と「琉球ヘア・カンプ―」に結い替えましたが、同じく結い替え予定だった最後のひとつも今日結い替えを終えました。

今回のは「高島田」から「つぶし島田」への変更。今までで一番作業がしやすくラクに出来ました。それは「髷(まげ)」の部分だけの作業だったから。

同じ「高島田」でも「花嫁」用のではなく、「日本舞踊」用の「高島田」で、赤い飾りが2カ所しっかり留められていました。
その、髷を解いてしまう前の写真を取り忘れたので、代わりの写真を載せておきます。これは花嫁用のですが形は同じ。「高島田」はこのように髷が(まげ)大きく高いのです。
中古の「日本髪かつら」が手に入る★花嫁かつら「高島田」の試着 の時のです)

ちなみに、”島田(島田髷)は、時代や身分、年齢や好みによってそれはいろいろな髷のカタチがあるんですね。かんざし、髪飾り等の種類や付け方によってもその表現や雰囲気がこれまた変わる”し。女性の美意識っては昔も今も変わらないね~

「高島田」の大きくて高い髷(まげ)をつぶして「つぶし島田」へ

下の写真が日舞用の日本髪「高島田」のかつらで、何本も髷の結わえ糸(紙製)を切り、髷を一旦解きました。
髷に足してあった付け毛や小さな土台状のもの、結んだ根元に巻いてあった赤い紙製の根飾りも外したところがこれ。
ドライヤーの弱い熱風を当てると、硬くなってた鬢(びん)付け油がすぐに柔かくなり毛は櫛ですきやすくなります。
外した土台は使わずに、付け毛だけを一緒に輪ゴムで束ね直すと髷が低くつぶしやすくなりました。あとは丁寧に形成して、専用の櫛でなでつけアメピンで固定。
こうやって見ると、あんまり変わってないように見えます?
実際は、けっこうこじんまりと髷が小さめで低く、中央はすこし凹ませた感じです。せっかくなので櫛とかんざしも付けました。

髷の中央には「かのこ」を巻きましたが、こんなピンク系のしかなくて・・そのうち小紋柄のハギレで作りましょう。

これでかつらの結い替えは最後。それで、いったいいつ使うの?
もちろん、ボランティアや余興で使うためだし人にも貸してあげられるけども・・今のところ全くもって未定です。言わば遊び半分ですかね。

「素人は手を出すな」の分野・・出さない方が賢明だし私も二度としたくないのが正直なところ(笑い)準備、後かたずけも結構大変だったしね。

でも、おかげで興味は満たされたのでもう満足。
すごく面白かったし😊