本格かつら「日本髪」を自分で結い替え「夜会巻き」と「ウチナ―カンプ―」の出来上がり

昨年の9月に姉繋がりで手に入った「日本髪かつら」がありますが、(その時のページかこちら→欲しかった「日本髪かつら」が手に入る★「高島田」の試着)・・実はこのあとにも古いかつらが又手に入っていたのです。

不思議ですよね。回りに「それが好きな人」と認知されると集まってくるものなんですかね。ほら、着物類の頂きものによくある感じ?頂いたのは近所の美容室繋がりから花嫁用のが2つ。そして踊り関係から日舞の舞台用が1つです。

貰ったはいいが、ど、どうすんの?こんなに~(全部で4つになった)な状態でした。それを活用するべく、素人なりにもなんとか結い替えてみようと試みたわけです。ぶっちゃけ失敗してもいいやと軽い気持ちで。

ですが、一応はいろいろと調べたうえでのこと。これまで手付かずのままにしていたのはそういう訳で、まぁ、こんなことも私にとっての遊びごとなんですねー👍

そうそう、手に入ってからすぐにしておいたのは気持ちばかり(?)の除菌消臭ね😅。かつらの表面ではなくて内側にシュシュシュッと、収納ケースの内部にも。鬢付け油の古い香りも気になるので、そうやって時々出してはシュッシュしてました。

まず、素人は手を出しちゃいけない!というのが私の実感です。形を変えたり自分で洗ってみたりというのは困難で、何しろ「鬢付け油」でガッチリと固まってますからね。

そんじょそこらの洗剤じゃ取れないし、下手すりゃ髪が絡まってもうどうにもならなくなる(かなり前に中古で買ったのを洗った経験あり😜)せいぜい表面に付いた永年の埃汚れを軽くキレイにする程度です。

便利なのは「リグロイン」(ベンジンより揮発性の低い溶剤で、染み取りによく使われる)を布に含ませて表面を拭きます。布に汚れの色が移ってくれますね。

固まった髪を一旦全部解きました。毛タボや付け毛は取り除き、長い髪を部分的にハサミでカットしたりして毛量をかなり減らしました。
固まっている髪にドライヤーで熱風(弱)を当てると、鬢付け油が解けて緩んでくるので多少なりとも髪がとかしやすくなります。それでも難しいよ~汗

なんとか自分の思うように形を作って、表面をなでつけヘアスプレーで仕上げました。あの美しい櫛目はとうてい、とうていムリですね。匠の技ですからね。

それなりな感じでイイや~😏です。じゃなきゃ出来ないし。1つ目より2つ目の方が、慣れもあってか割とスムーズに出来ましたよ。

こんな感じで、前髪を横に流した「夜会巻き」と琉球の「カンプ―」が出来上がりました。く~~😆💦 床に置いての作業だったから体勢が悪く腰が痛くなった。両方で4時間以上掛かったわ。。
ということで、本格日本髪かつらが4つあるうちの今日は2つだけ結い替えました。元の形に比べると、かなり小ぶりで超軽くなり、被りやすくもなりました。

かつらがあれば、たまのステージやボランティア、余興用として、準備の時間が節約できるってもの。なにせ被るだけですからね。便利。

YouTube動画にあった「日本髪かつらの結い上げ」ほんと職人技、匠の技ですね!
おかげでかつらの構造がよく分かりました。
ちなみに、かつらの結い直しや洗いは一部のかつら専門店でやって頂けます。