お対の着物、№6~娘時代のアンサンブル紬着物=長羽織

去年シリーズで書いていたアンサンブル着物(お対の着物)はこれが6着目で全てです。今日初めて?とも言えるほど何十年かぶりに、袖を通しました。

娘時代のアンサンブル着物を着る

娘時代にほとんど着なかったのは、蝶の可愛さが嫌で自分のイメージじゃないと思っていたから。
昨年、娘時代の着物を50代60代で着る、着物と帯の組み合わせをトルソーにしてみて、絶対着るぞ~と意気込んでたのに、それでも”着たい”という気持ちにはなれず早1年過ぎてました。

この数日、収納別に「これからも着るもの」と「もう着ないもの」とか、「気持ちの上がるもの」「もう上がらないもの」といったふうに仕分け収納していて、この着物に突然ワクワクッと気持ちが動いたのでした。(同じくトルソーに着せていた赤っぽい方は、あれから十分着てあげられて満足したので仕分け収納済みです)

気持ちは変わるもの~60代今さらの蝶々柄着物

不意に着たい気持ちがわいた蝶々柄(笑)
今さら蝶々かい?といっても全体の太い縦縞のおかげで蝶は全然目立たない。しかも着てしまえば尚のこと気にならない。
気持ちの変化ってすごいね。60になって蝶々にワクワクするって😁

出先のお宅で集まった人達からも全然OK!と太鼓判もらいましたよ👍(同年代以上の人たち)これでもっと安心。今まで着てあげなかった分、満足するまでしばらく着てあげようと思いました。そののちには、これも仕訳けする時がきっと来ますからね。
着物の柄を抑えるために、帯には白黒のパキッとした柄を選びました。塩瀬地の染名古屋帯、二部式です。

紬の長羽織は活用大

長めの羽織はいいけれど、紬地ならこれよりもう少し短い方がスッキリすると思ってました。お互いが紬地でこの長さは少々モッサリ感がしないでもない。
と思いきや、縞柄のおかげか紬の質感のおかげか見た目そんなに重い感じがしない。
これは他にあるアンサンブル着物(お対の着物)の羽織よりも活用度がありそうです。

というのは、アンサンブルとしてではなくそれぞれで着るという手があるから。柔らかもののカジュアルな小紋とこの羽織を合わせても良さげです。
また、丈の長い紬地なのでコート代わりに羽織るのもいいですね(今は”羽織コート”という羽織ものがあるくらいだし)

手作りの羽織紐

”紬地で長羽織”ということで、羽織紐にはちょっとボリューム感があるものの方がいいかなと思うのです。少し太めなもの、あるいは昔の短いのではなく長い紐・・とかいろいろあるけれど、そういった羽織紐は手持ちにはないので・・

太くも長くもないけれど、リメイクした天然石ビーズの羽織紐を使ってみました。とりあえずね。
さて、今日を始めに何回着られるかな?このアンサンブル着物。
後日着たときの と そのまたすぐに着たときの と、続けてこれを着ました。