6月最後の週のお稽古着物、今回は内袖のこともチラッとご紹介します。
着物の内袖ありなし、筒袖OK省略しちゃうのもOK!
以前襦袢の色は何色?でも紹介しましたが、着物の振りからこぼれるお袖も着物ならではのお洒落ですよね。
ここで言うのは長襦袢の袖というより「うそつき袖・内袖・付け袖」と呼ばれるお袖のことで、筒袖半襦袢に手作りの袖を縫い付けたり、または着物の袖裏に直接作った袖を縫い付けたりするお袖のことです。
またササっと着られるよう着慣れている分簡略できるところはするといった感じで、踊りの世界ではこういうスタイルは多いと思いますし私もしてきました。
そして、アンティーク着物の流行により(昔の着物と現代の襦袢袖の長さが合わない)それはもうほぼ常識にもなってますよね。
内袖は素材も自由に手作りで
芝の地紋に霞は銀彩、リメイクの半巾帯と似た雰囲気の内袖です。
夏用(単衣)ということもあってか、色柄ものより涼やかな”白”がやはり多いですよね。
今回の夏用に限らず、内袖(付け袖・うそつき袖・替え袖)等は、着物や長襦袢の反物から切り出して作ったり、ハギレを活用したりしています。
内袖の無いバージョン
というのも、私の母は日々の着物にはいつもこれ式でした。晒地の筒袖半襦袢を何枚も持ち、とりどりの半衿を付けて楽しんでいたようです。素材的にお洗濯も簡単だし日常着にはもってこいのスタイルです。
こういったピンクなら積極的に着るべし~💗
さてピンク着物の内袖はどんなかなと尋ねたところ、今回は袖なしよ~😁と。うんうんなるほど、私自身もこれまでよくやってきた超略式法ですよ👍
さすがに着物袖の中を写すのは失礼なので画像はナシですが、ひとつ上の画像半衿付き筒袖半襦袢でもなく、半衿に肩まで身頃があるタイプの「うそつき衿」というものですね。
忙しく時間がない時に急いで踊りの稽古へ走る時など、別に長襦袢も内袖も無くていいんです。肌着さえ着ていれば、うそつき衿→着物→帯でサッと出かけられる。
と、こんなふうに内袖の着け方も内袖のあるなしも人それぞれ。
時と場合、好みで選びます。