好みの白紬リサイクル着物で見つけた!マイサイズは着心地良し

白紬のリサイクル着物に羽織のコ―デ

頂いていた着物数点を今週の稽古から順に着て行くつもりでしたが・・「これが着たい!」衝動にかられ急遽変更し、昨日は白地の紬着物にしました。着心地の確認もしたくてこの季節を楽しみにしていたのです。

着物の寸法、私のサイズはこれだ

この夏ちょっとだけよとオークションを覗いた時に、たまたま好みの紬を目にしてついでにサイズも流し見してみれば・・なんと以前から求めていたサイズがそこに😍

これはめったにない縁!と速攻ポチったのでした。そのサイズ(㎝)というのは・・

身丈160、裄丈69、袖幅35、前巾22、後幅28。リサイクルもので希望のサイズ全てが一致ってまずありえません。ほんと驚きました。

後幅が良くても裄丈が・・とか、たいていどこか希望に合わなかったりするじゃないですか?しかも美品とくれば、もうねこちらに来て頂くしかなかった😏

もともと箪笥にある着物(羽織やコート以外)はだいたい裄丈68、袖幅34、前巾24、後幅30といった寸法が主です。これは昔母が私に誂えてくれた着物のサイズそのままに統一してきたからで、将来太っても全然OKということでの寸法なんですよね・・

後年では上半身はそれで良くても下半身がぶかぶかに😩

その実態は、後幅が大きいため身頃横の縫い目は前の方にきて、前幅の衽が右横を通り越して、ということになります。

仕立て直しなどする気もないし、仕方がないので気にせず緩めにして着てました。

身幅調節の着方にこんな対処法もあるけれど・・

大き過ぎる身幅を調節して着る方法はこうです。

下前を大きく折り込み左へ寄せて上前を重ねるやり方。そうすると後ろの中心線が右にずれてきますよね。

結局は前幅と衽が所定の位置に来てればOKで、おはしょり下からの後ろ中心線はズレても全く問題ないと聞きました。ですが私個人としては中心線は背中からお尻裾へと真っ直ぐ下ろしたいのです。

仕立方の工夫、いわゆる裄長さんに向けの仕立て

この着物の仕立て方には特徴があり、昔からある仕立て方でもあります。

それは、抱き幅や裄丈を大きく腰から下は細めにという寸法の人向け、あるいは痩せ型だけど裄は長くなどの仕立て方で、肩と袖付けの山から裾(身頃横線の)まで徐々に幅が狭くなっていくというものです。

要は裾すぼまりな仕立て方になります。

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と、そんなことでこの紬はマイサイズの貴重な一枚😊

袖幅はたった1㎝でも見た目や扱いはかなり違って、踊りの稽古でも袖を使う動作”懐手(ふところで)” などとってもやりやすかったです。

紬の質感はこんな感じ。生成りに灰の織りです。八掛も薄い灰で好み!

紬といい、サイズといい価格といい、奇跡の出会いでした。😂税込み2180円なり。

同じ帯まわりで絞りの羽織を組み合わせ

掛けっぱなしだった長襦袢をそのまま着たので、半衿の合う合わないは気にせずに😌帯まわりも先週の着物に合わせたこれまた置きっぱなしだったそのままを使いました。

絞りのロングめな羽織です。たしか裄丈は70㎝で袖幅35、5㎝はあるので、この紬にはサイズ的にも👍

先週の羽織より着た感じが全体的にゆったりしています。着た時の”乳”(羽織紐を通すループ状のもの)の位置も随分違いますよね。

似たような体形でも、その骨格や肉の付き方などで仕立ての寸法も全然違って、見え方以上に着心地自体が全然違います。

こちらの羽織は着ていて心地よく安定感があります。やはりマイサイズ👍羽織った瞬間、やっぱこれだわとつくづく感じた次第です。

さて来週こそは頂き着物。しかし雨模様みたいです。。