70代80代のお稽古着物と襦袢事情
10月のお稽古初日には、みなさん一斉に袷仕立ての着物となりました(私は胴抜きコレ)
お稽古に着る着物といっても、それ専用というより普段の街着お洒落着や仕舞い込んだままの勿体ないフォーマル系着物も、積極的に着るようにしています。
着物の下に着る長襦袢等のスタイルもそれぞれで、今回はどんな感じかな?ということで聞いてみました。
長襦袢で正統派スタイル
着物の袖振りからのぞく白地に薄ピンクは長襦袢、正統派スタイルです。
柔らか小紋のモノトーンな組み合わせ。献上帯と縞の半衿でキリッとな。柿色?の帯締めと葉っぱの帯留めが”秋”ですね~🍂
帯留めはブローチ活用だそうで、小物は遊び心を楽しめる手軽なアイテムですよね👍帯留めに出来そうな小さな箸置きを探したり加工したりするのも楽しそう😊
こちらは真っ赤な長襦袢!こういった藍色系の小紋に合わせたくなる色のひとつも赤😄身体も温まる感じがします。踊りの人に一枚は必ずある赤い長襦袢(又は二部式の)
私も、特に藍や泥大島なんかには真っ赤な長襦袢を着たくなります(すでに無く着れもしないけどー)
身頃が晒の使いやすい二部式長襦袢
普段の着物には筒袖の襦袢が一番好きだと仰るこの方は、今回は二部式の長襦袢でした。薄いサーモンピンクの小花柄に麻の葉柄が浮き出ます。
辛子の半衿と帯が紬調小紋に効いてますよね♪
筒袖の気軽な晒半襦袢
市松が地模様の、白い半衿付きの晒半襦袢は筒袖です。
青緑の江戸小紋はいつ見てもいい色♡こちらも半巾帯は辛子色、柄の色と着物がマッチ👍
付け袖・内袖の、これぞウソツキ♪
こちらは付け袖や内袖、又はうそつき袖と呼ばれるもので、襦袢のお袖のみを自分で作り着物に直接縫い付けるというスタイル。
稽古用などふだんの着物には全てそのようにしているのだそうで、それもまたスゴイことですよね。全てだなんて、いったい何枚の袖を作ったのぉ?😆と思います。過去に和裁のお仕事もされていたということで、当時なら袖の一枚くらいちょちょいのチョイだったのでしょうか😐
ということで先輩たちの着物の襦袢事情を紹介しました。
肌着類や下着類など着物の中に着るもの付けるものは、人それぞれの好みや工夫があって面白いです。
私も袖や衿の”うそつき”大活用だし筒袖も気軽で好き。二部式も長襦袢もこれもまた大好き。こちらの先輩たちやブログを見てくれてる着物好きさんたちと同じように、その時の気分や着物の種類場面によって使い分けしているのです。